テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル


ゴクッと日常 − 旧・小説投稿所A
RSS | 感想 | TOP
ゴクッと日常

|<< < 4 / 12 >>|

「ヒヒッ、いらっしゃい・・お前さん何でその二人隠れさせてるんだい?」

腰を低くした老婆の声に、ロンギヌスはギョッと飛び上がっ
た。しかもレムリア達の存在を見極められ、慌てて後ずさりをする。

「そんなに驚かなくて良いさ・・ここの店員はワシ一人なんでな。 監視させてもらっとるよ」

カチッ…『CLAIRVOYANT(千里眼)!!』

意外にもスタッフらしい老婆は、銀色のメモリを彼らに見せ
た。クレイヤボアント・・隠された物を見つけ出したり、人の
細かな動きすらも見逃さないメモリだ。 この老婆はそれで万
引きを防いでいるらしい。



「んでお前さん方…何かいいブツをお探しかい? なんならお薦めのメモリ、体験させてやってもいいよ・・?」

年忌の入った声に震え上がらされ、ロンギヌスは小さく「お願
いします」と呟いた。年齢故に聞き取れないかもと思ったが、
老婆はその声をしっかりと聞き入れ、全員を奥の部屋へと招き入れた。





〜裏部屋〜

「ここには表のより高品質のメモリが揃ってる・・試すなり何なりしな」

「すご・・1000本はあるなこれ・・」

流石にスタッフ用の部屋だからなのか、展示してあったメモリ
がほんの僅かに思えてくる。しかしロンギヌスがお礼を言おうと
すると、老婆はぶんぶんと首を振った。


「見たところあんたら戦闘用のメモリが欲しいんだろう・・? なら話は早い。実際にあんたら同士で戦ってみな」

唐突にそう言われ、ロンギヌスはうなだれた。この前家の中で大乱闘したばかりだというのに、その上再び争ってみろというのだから無理もない。

「あの〜…それは任意ですよ…ね?」

「なに言ってるんだい? ワシも楽しみたいんだ、絶対条件だよ」


レムリアの残念そうな溜め息が、ロンギヌスの背筋を凍らせた。


<2011/05/15 16:04 ロンギヌス>消しゴム
|<< < 4 / 12 >>|

TOP | 感想 | RSS
まろやか投稿小説すまーと Ver1.00b