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友との出会い、そして裏切り - 旧・小説投稿所A
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友との出会い、そして裏切り
- 独りぼっち -
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ある秋のことである
人里から遠く離れた薄暗い森の中をボロボロの布切れを纏って少女が一人ぼっちで歩いていた
(帰りたいよ…)
何回も小声でそう呟きながら森を何のあてもなくさまよっていた
外はもう夕方になり
陽の光が通らない森の中は真っ暗で何も見えず
ただ風に靡いて木々がざわざわと揺れ呻く音が寂しく響いているだけだった
(ここはどこなのかな…
帰れるのかな…
…私が悪いのかな…私が勝手に行っちゃったからかな…)
思い出してみてもきりがない
ほんのさっきまでは無かった様々な疑問の数々が
少女の記憶を何度も思い起こさせる
ーーーーーー
ーー
まだ森がほんの少し明るい時、私はおにいちゃんに連れられて、中を散歩していたんだ
道から様子を覗き込むと真っ暗な所が多かったけど、おにいちゃんがそばに居てくれたから、ちっとも怖くなかった
しばらく歩くと広い日が照ってる所に出て
「木の実を取ってくるからそこで休んでて」
おにいちゃんは優しい声で大きな木を指差してそう言った
私はそのまま木の陰に座って休んだ
そっと流れてくるそよ風が気持ち良かった
「おにいちゃんまだ~?」「まだだよ~」
私がおにいちゃんを呼んだら答えが返ってきた
良かった…ちゃんといる…と安心して嬉しい気分になってそれから……
それから日の暖かさにつられて寝ちゃったんだ
ーー二時間ぐらい寝てたと思う
私は起き上がって
「おにいちゃ~んまだぁ~?」
と叫んでみたけど
返事は無かった
「おにいちゃん…?どこにいるの…?
おにいちゃん…おにいちゃん!」
何度も呼んだけど
返事は返ってこなかった
「どうしよう…」
凄く不安になった
辺りを探してみたら道の先に籠と木の実が転がってて
(おにいちゃんに何かあったのかも…)
そう思って私はサンダルを履き直してそのまま
おにいちゃんを探しに行っちゃったんだ
ーーーーーーーーー
ーーーそして今もこうやって探してるんだけど…
おにいちゃんを探し出すどころか
私が迷っちゃったんだ
そろそろ暗くなってきたしお腹も空いちゃったし
……どうしよう
おにいちゃんは一体どこにいるのかな…?
……あれ?
視界がだんだんぼやけ始めた、見えない
…何だろうこれ
それでも少女は歩き続け
あっ…・・・///
目の前がかす…ん…で… もう……だ………め…
バタンッ…
とうとう少女はその場に倒れてしまった
(おにいちゃん・・・)
強風で木々が揺れて一層音が虚しく響いていた
読んでくださり有り難うございます(^O^)w
<2012/10/12 23:34 イオン>
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