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「････････」
『ケイ君、最近依頼やってないねぇ』
「うん、来てるんだけど、サボ…いやいや、ちょっとの休暇だっただけ」

二人は家の中でのんびりと会話していた。
ここ最近は依頼をやっていないようで･･･

「ドッペル、この前言ってたリフォームっていつ来るの？」
『………忘れてた』
「で、でも…いつ？」
『今日の…お昼…』
「はいぃぃッ！？」

ちょっと前に頼んでいたリフォームの予定をドッペルはすっかり忘れてた。
おかげさまでこれからバタバタすることになる。

「ちょっ、今11:00ピッタシですよ！？」
『残り時間は…？』
「約1時間…」
「『ヤバイよね…？』」
「『急げぇ！』」

リフォームの店員のガレストに言われた事。
･･･家の中を片付ける。
しかも1時間で家全体だ。いくら二人暮らしだからって物は少なくはない。

『ケイ君！ボクが家具を全部消してあげようか！？』
「止めろッ、消すなぁぁッ！」

今日はいつもより騒がしくなっている。
途中途中に{ガシャン！}{バァリィン！}等、色々な音が家の外に溢れ出している。
はっきり言って近所迷惑、しかし家が山にあるため近所の方なんて住んでいない。ある意味助かった･･･

「台所終了！次は自分の部屋ッ！」
『ボクの部屋〜♪』

今度は自分の部屋を片付けるご様子のようだ。
そういえば、さっきからずっと走りっぱなしだ･･･明日は筋肉痛間違いなしだな。

「コレはこっち！コレ…何…？」
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『コレとコレとコレとコレ…全部こっち！』

自分が使っている日用品を自分の魔法で小さくして段ボールに詰めていく。
段ボールに詰める物も、互いで違うみたいだ。

「終わり…！かな。ん？この紙って…依頼？」

片付けが早く終わったようで、ケイが身を屈めて一枚の紙を摘まみああげる。

「やっぱり依頼だ…ルカフィンさん？」

ケイはジロジロと依頼の内容を見ている。
今回も人ではないらしい。
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『にゅや〜♪終わった〜♪』

その頃、丁度ドッペルも片付けが終わり、うつ伏せに寝転がっていた。
何もすることがないらしい。

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