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後ろの正面だあれ − 旧・小説投稿所A
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後ろの正面だあれ

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にちゅ…ぐにゅ…んむぐ…

「あぅ…レ、レムリa…サm…」

たっぷりとした胃壁にもたれかかり、顔を肉壁の奥へと埋めていく坂本。悶えるたびに体液がぬちゃっと音を立てた。

「レムリア様ぁ…お、お願いが…」

「…なにかしら♪」

効果抜群のカウンセリングによって、坂本の態度は「お前」から「レムリア様ぁ」へと変化していた。凄まじい洗脳である。


「…うつ伏せに…お腹を押しつぶす格好になって下さ…い…」

「ふふ…人生最後の願いがそれでいいの?」

ニヤッと微笑を浮かべると、レムリアは希望通りに地面へと寝そべる。さっき同様に坂本は押しつぶされたが、今度は胃の中。

ぎゅぅむ…!!むにゅむにゅう…むぎゅ…

「ふぁう…むぅむう…」

胃壁が深く自分に沈み込んでいくのを、身をもって体感する坂本。刺激されたのか体液もジュプジュプと分泌され、彼の体中を塗りたくる。

「クス…気持ちよさそうね♪」

「はぃい…もっと強く…」

むぎゅぎゅぎゅうううううううううっ…ぬちゅ…ぶぉむ…


しかしあんまりやり過ぎると、当然「とある液体」が染み出してくる。それは…


ジュッ…ジュゥ…

「あっ…痛っ…」

一瞬ヒリッとした左手を見る。薬指の先が溶けかけており、不気味な肌色のシロップがそこから垂れていた。獲物を吸収してしまう…「消化」が始まったのだ。


「れ…れむりあさま…嫌だ…出して下さい!!このままじゃ…」

肉壁からタラリ、上からポタポタと落ちてくる胃液。流石に恐怖が生まれ、がむしゃらに胃壁を叩く。





「ふふ…だーめ。あなたは私の獲物だもの…とろとろにしてあげるわ♪」

「ひ…そんなぁ…!!」

もごもごと動くお腹を撫でながら、残酷に助けを断るレムリア。胃壁は撫でられれば更に胃液を生み出し、坂本の体を「とろとろ」にしていくのだった…


「ぐぅ…このぉ…!!」

せめて痛みを紛らわしてくれるのか、肉壁が強い力で押し揉んでくる。唾液と胃液の味を噛みしめながら、坂本は少しずつ液体化していく。

胃壁を叩き続けるが、仮にもここはドラゴンの胃袋。爆雷でも使わない限り出られることはない…

グチュ…にちょ…むにゅむにゅ…

「あはぅ…ぐ…死……」

ぐにゅ…ぐにょぐにょぐにょぐにょぐにょぐにょぐにょ…♪


断末魔の叫び声すら埋もれてしまい…温かい肉の抱擁の中で、坂本は静かに息を引き取った。余りにも揉まれまくったので…痛みは無かったかもしれない。




ゴプォ…プス…

「ゲッフ…あらやだ私ったら……でも美味しかった♪」

小さくなっていく膨らみに、レムリアはニッコリ微笑みかけた。



end


<2011/05/15 15:49 ロンギヌス>消しゴム
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