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大胆合コン【リク】 − 旧・小説投稿所A

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大胆合コン【リク】

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ブーッブーッブー
とっておき、ふくーつーのーこーこーろーもーって♪

彼の携帯から「together」が軽快に流れる。
振動が彼のポケットを小刻みに揺らす。

ピッ

「ん、もしもし?」
小さな手が携帯を耳に当てると、声をかける。
リオルは内容に少し驚くと、ニコリと笑って口を開いた。
「じゃあ、いつものところで」
彼はポケットサックに必要なものをいれると、鐘を鳴らして家を出た。







「あっバンギラス君!サザンドラ君!」
彼が向かった自然公園にはバンギラスとサザンドラがいた。
バンギラスは手を組み、陽気な目でリオルを迎え、サザンドラは済ました顔で迎えた。
リオルが二人に駆け寄る。
「いやー三週間ぶりですね、お二人共!」
「おう、元気だったか?リオルよお!へへ」
体に似合わずバンギラスは照れくさそうに鼻をこする。
サザンドラは少しばかりぎこちなかった。
「リオル、俺・・・進化したんだ」
「前会ったときはジヘッドでしたもんね、すごいですおめでとうございますサザンドラ君!」
口の形をした右腕を小さな手が取る。
柔らかい肉球が心地よい。
「ふん、別に・・・」
ふいっと顔を背けるサザンドラにリオルはやれやれと笑った。
「羨ましいですよ、僕は戦いは得意ではないので、ずっとリオルのままなので・・・鍛えなくちゃ、はは」
「別にいいんじゃねえ?可愛くてw」
「か、からかわないでください!」
だっはっは、とバンギラスが豪快に笑う。
僕らは生まれた時から親がいない。
親の顔すら覚えていない時に捨てられていた。
僕らは孤児院で育ち、僕らは孤児院からのずっと友達。
そして今日はなんと、合コンをやるらしい。
バンギラス君のバイトで知り合ったミロカロスさんと、サザンドラ君の大学で知り合ったハブネークさんをつれてくるんだって。
僕だって体は小さいけど大学生だ、恋だってしたいっ。
僕らがしばらく話していると、彼女たちが現れた。
「ごめんなさいね、遅れたかしら?」
「きゃーっリオルちゃんかんわいーっ!」
優雅で冷静なお姉さん、ミロカロスさんと、活発で明るいハブネークさんがやってきた。
ハブネークさんは勢いよく僕に突進して巻きついて来る。
「うわあっ!?」
いきなりにびっくりした僕にもお構いなしにひたすら僕の頬に頬ずってくる。
「いや〜プニプニ〜♪アタシの好みかも〜♪」
よほど興奮しているようで僕に巻き付く彼女の胴体が締め付けている。
サザンドラ君が少しあんぐりして見ていたのは気のせいだったのだろうか。
「ちょ、くるしいっです・・・・」
「ああっごめんごめん」
慌てて僕を開放して僕を優しく尾で撫でる。
彼女は根はいい人のようだ。
「じゃっ、人も揃ったし、行こうぜ!!」
おーっ、と声を揃えて言うと、僕らはある場所に向かった。
大胆合コンの始まりである。



いまバンギラスになっていたことにきづいた、すみません、バンギラスでいかせてくださいっ(-_-;)
<2012/09/24 16:39 ねじゅみ>
消しゴム
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