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金のなる木 - 旧・小説投稿所A
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金のなる木
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他の3人に念波を送り終わると、ラティオスは一番奥に飾り付けられている、高級なメモリ達に目をつけた。
「…それに触れるな!」
「……!!」
近づこうとしたその時、背後からコツコツと音を立てて歩いてくる男がいた。男は真剣な表情のままラティオスの横を素通りし、彼の前に立ちはだかる。
「他のメモリならいくらでも持っていけ…だがこれらは私の貴重な財産だ。手を引いてもらいたい。」
「そんなこと言われてノコノコ帰る盗賊がいますか?私…いや私達は最強のメモリを頂きに参ったのですが。」
「もうすぐここに私の部下がやってくる…それまでにとっとと去りたまえ。死んでからじゃ何もできないぞ?」
「死ぬ覚悟なしで盗賊なんてできるはず無いじゃないですか…それに私にも仲間はいますしね。」
男の後ろから黒スーツの部下達が、ラティオスの後ろからカイオーガ達がやってくる。全員揃ったはず…だった。
「ボーマンダ…マニューラはどうしました?」
「それが…ここの幹部に狙い撃ちされて…」
「…そうですか。」
早速仲間の死を言い渡され、ラティオスは表情が曇る。覚悟していても、やはり何も思わないというのは不可能だった。
「…争う前に自己紹介しておこう。私はエクサ=G=バイトだ。ここの社長でね…」
「なら社長さん、メモリは誰に向けて売り裁いてるんです?」
「君には関係ない…と言いたいが、まあここで死ぬ輩に教えても問題はないだろう。我が社のメモリは世界中…民間も大量に求めているのだよ。我が社の技術なら1000円で一本のメモリを造れる…それが100万で売れるなんて…まさに…」
「…金のなる木なのだよ…」
「…っ…」
ラティオスの善心が少し揺れる。儲けに目が眩み…法外価格でこれらを売りつけているこの男……盗賊とは違った怒りが、じわじわと込み上げてくるのだった。
「なら戦いは避けられませんね…私はここを破壊してみせます。」
「思う存分暴れてくれたまえ…結果は丸見えだがな。」
SP達が懐から白いメモリを取り出し、全員が一斉に端子部を手の平に押し付けた。
カチッ…「STORONGER(強化)!!」
彼らの筋肉が増幅し、鼻息も荒くなっているのが見て取れる…恐らく大量生産のメモリだ。
「さっさと逃げればいいものを…」
エクサは人とは思えない貪欲な顔を浮かべると、胸ポケットから大事そうに金のメモリを取り出す。
「あなた方は捕獲後、新メモリの研究に使わせてもらおう。生かしたまま…な…」
カチッ…「TERROR(恐怖)!!」
「うっ……」
ラティオスは急に胸を押さえ、苦しそうにカイオーガにもたれかかった…キッとエクサを睨む。
「あなたには少々波動がきつかったか…?まあいい、取り押さえろ。」
筋肉人間がドッと押し寄せてくる中、カイオーガは唸っているラティオスを支えつつ、コソッと耳打ちした。
<2011/05/15 15:36 ロンギヌス>
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