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金のなる木 - 旧・小説投稿所A
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金のなる木
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ペロペロォ…ヌチャ…ニュルゥ…
「畜生…いったいどうしt…ぁぅ…」
大量のダンボールの中で、思う存分に唾液を塗りたくられるキロ。意味が分からない…確かに動きは見逃さなかったはず…
「気づかなかったぁー?ヒントなら今教えてるのに…?」
そう言って更に唾液の染み込んだ舌を押し付けてくる。自分の味を芯から抜き取られている気分だ…例えようもない、驚きの柔らかさ…
ニュプ…ンチュ…ベロオオオオオオオ…
「ひぃ…!!くぅ…んっんんんんんんっ!!」
足先から顔までを這うように舐め上げられる…。神経がゾクゾクと震え、濡らされた皮膚は悲鳴を上げていた。
ん…そうか舌だ…こいつは遠くに舌を伸ばして私の気を逸らさせ、背後から私に襲いかかってきたんだ…
「ずるい…卑怯…ですよ…むぇ…!!」
「やっと気づいたみたいだね…?エヘ…バトルに卑怯もらっきょうもないってば♪」
あっさりと抗議は却下され、再び肉厚な舌に顔を覆われる。今度は「ズニュ…ズニュ…」と体を包み込み、少しずつ口の中へと引き込み始めた。
ニュチュ…アグ…ング…レゥム…
「や…やめて…下さい…!!」
舌を殴りつけてみるものの、プニュンと衝撃は軽く吸収されてしまう。その上粘性の高い唾液によって抵抗は制限されるため、キロの動きはますます鈍っていった…
「…アハ…くすぐったい…やめてよぉー♪」
舌を殴られ、こそばゆさに笑顔を漏らすカイオーガ。お礼と言わんばかりに上を向く。
ググッ…ズププ…ズズ…
「ぬぅ…や…落ちる…」
キロは牙の門を越えて、足先からゆっくりと呑み込まれていく…いや、呑み込むというより滑るように入っていく…
無数の唾液の柱が立ち…柔らかく滑らかな舌の上を、キロは静かに滑っていった。
ズズッ…ゴクン。
「ひぃ…ああっ!!」
一回目の燕下で足から首までが呑まれる…ぶにっとした喉の肉に口を塞がれて、キロはくぐもった悲鳴を上げた。
ニュムゥ…ングッチョ…グムゥ…
「ぶぅ…うぅ…」
「ヘヘ…苦しいでしょ?中はもっと苦しいからね♪」
ンギュ…ごくり。
喉肉に急激に圧縮され、その奥へと取り込まれるキロ。狭い肉管の中を、無抵抗に落ちていった…
「そうそう…大人しくしてたら出してあげるからね。」
カイオーガは身を丸めて、自分のお腹が膨らむのを眺めていた。未だにポコポコとした抵抗はしていたものの、人間もこう見ると結構かわいい…
「ボクの勝ちだね。」
勝利宣言したところで、抵抗は止まった。
<2011/05/15 15:35 ロンギヌス>
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