楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル
金のなる木 − 旧・小説投稿所A

RSS | 感想 | TOP
金のなる木

|<< < 3 / 15 >>|

「な、なんですか・・これは・・」

ラティオス・・いや、階段を下りた全員が見たもの・・それは上とは大違いの近未来的な設備だった。ボロ階段を挟んだとは思えない光景に、全員がポカンと口を開けた。

「へへ・・流石は裏社会の大手企業だぜ・・」

「地下で生産してたのね・・あたい知らなかったよ。」

「私もです・・まさかこんなに広いとは・・」

先には道が3つに別れており、方向指示も何も無かった。

「ねえ・・早く行かないと見つかっちゃうよ?」

「それは心配ありません。」

ラティオスは無念そうなため息を吐くと、きっかり5秒後にこう呟いた。




ゾロゾロ・・

「もう見つかってますから。」

「なーんだ♪なら大丈夫だね。」

聞いてて悲しい2人の会話に落胆するボーマンダとマニューラ。何かいい策でもあると思っていたらしい。

目立った動きを見せない侵入者に、警備員はガヤガヤ騒ぎ始めた。

警「おい・・たしかあいつらって・・」

警「ああ、手配書の奴らだ・・ひっ捕らえろ!!」


ドドドドドドドドドドドドド・・・・!!!!!

雪崩をうって襲いかかってくる警備員には目もくれず、ラティオスは3人に冷静に作戦を言い渡した。」

「いいですか・・通路が3つなので・・私は左、兄さんは中央、ボーマンダとマニューラは右の通路を進んでください。全ての扉を確認し、メモリの保管室を見つけしだいに連絡してください。」

「「「了解。」」」

「それからもう一つ・・騒ぎ立てたくはないので、死傷者はできるだけ避けてください。では!」

ラティオスは先陣きって左通路へと突っ込み、警備員との戦闘を始めた。3人もそれぞれの道へ進むと、警備の波の中へと入っていった。



カイオーガ〜中央の通路〜

警「き、貴様よくも部下を・・・う、うわああっ!」

あんむっ・・ゴクン・・♪

「後で出してあげるから・・・ごめんね。」

もう既に怒濤の勢いをつけ、人をかき分けかき分け進んでいくカイオーガ。銃を向けてくる者は容赦なく呑み込み、お腹で好きなだけ暴れさせた。


「(ん・・・扉だ。)」

一本道の向こうにある扉めがけて、警備員を身につけたまま、カイオーガは強力な「捨て身タックル」を繰り出した。



ドドガガガーーーーーーーン!!!!!!!!

木製の扉を粉々に砕け散らせて、カイオーガは止まらないまま部屋へと強行突破した。勢いが治まったときには、しがみついていた警備隊はどこかへ吹き飛んだり、その巨体の下敷きになったりしていた。


「イテテ・・・ここ・・メモリの部屋じゃ・・ない?」

キョロキョロと周囲を見渡してみるものの、辺りは空っぽのダンボールで埋め尽くされている。どうやらここは包装室らしかった。

「ちぇ・・はずれかぁ・・痛かったのに。」

「ようこそ。来ると思っていましたよ。」

低い声に振り向くと、黒いスーツに身を包んだ男が立っていた。胸には金色の正社員バッジ・・そして左手には、青いガイアメモリが握られている。

「・・だぁれ?」

「おっと失礼。私はここガイアカンパニーの幹部、キロ=バイトと申します。以後お見知りおきを・・」

まるで客に接したかのように、深々とお辞儀をするキロ・・カイオーガがジロッと睨んでも、全く動じない様子だった。

「・・・・」

「フフ・・そう怖い顔をなさらずに。幹部といっても下級の者ですので・・」





「しかし・・どうやらあなた達は招かれざるお客様のようですね?我が社に侵入して生還できた者は過去1人としていないのに・・・」

左手ののメモリが高く掲げられる。キロはそのまま、それを首筋へと押し込んだ。


カチリ・・・『TRIGGER(狙撃手)!!』


苦手な銃撃戦の予感に、カイオーガは生唾を飲んだ。


トリガーメモリ(TRIGGER)
概要:『狙撃手』の力が詰まっているガイアメモリ。
効果:自由に通常弾、ライフル弾、バズーカ弾、エネルギー光弾など全ての弾類を操れる。最近開発されたばかりの新型。
<2011/05/15 15:33 ロンギヌス>
消しゴム
|<< < 3 / 15 >>|

TOP | 感想 | RSS
まろやか投稿小説すまーと Ver1.00b