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『これは･･･一体』
部隊室に戻ると、そこは血の海と化していた。オーダイル以外の九体は息をしていないのか、体が全く動かない。オーダイルは息をしていることは確認できた。
『オーダイル、何があった！？』
『･･･Ｘ、裏切り･･･野郎･･･は、シザ･･･うっ』
オーダイルはシザと言って、気を失った。一応息はあるが、このままでは死んでしまう。
『我が応じに答え、この者、オーダイル･Ｏ･クロコの傷を癒したまえ』
傷はみるみる無くなっていき、オーダイルの呼吸も落ち着いてきた。これなら良いだろう。
『シザ･･･そして、他の奴等のやられよう』
首を噛みきられたような傷後･･･シザ･･･これが意味しているもの･･･第五席のあいつか･･･信用していたというのに、裏切るとはな。これからも働いてもらわなくては困る。
『我が血肉としてな･･･クククッ』
私は性格が１８０度回転したかのように、狂気に捕らわれた。

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