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英雄は極悪人となった − 旧・小説投稿所A

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英雄は極悪人となった
− 弱気もの=肉 −
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十六名の部隊長が部屋を出ると、アーマルドとカブトプスを入れた。
『・・・それでは、ゾロアークとピチューの組織の仲間入りを認める』
ゾロアークとピチューは互いに目を見た。しかし、他の者達は
『俺達はどうなるんだ?』
『勿論、組織の力になってもらう。・・・血肉としてな』
『『『何!?』』』
アーマルドとカブトプスは左のザングースと、右のヤルキモノに腕を突き刺した。紅く鮮やかな液体が垂れる。
『実は朝飯足りなくてな』
『俺もだ。俺達の為になるということは組織の為になるということだ』
ほとんど即死だった。ザングースもヤルキモノも力なく倒れると、アーマルドとカブトプスが血の匂いが籠る口を開け、喰らいついた。
『残るは貴様だ』
オオスバメは驚きを隠せないという表情で、アーマルド達の行いを見ていた。私のことにも気づかずに。
『さようなら、オオスバメよ』
剣を抜くと、大きく上から下に降り下ろした。血が噴水のように噴き出した。血の雨を浴びながらも、息絶えた大きな燕に、牙を刺した。
『うわぁ、綺麗綺麗!鮮やかな血の雨だぁ。うわぁぁい』
ピチューは血溜まりの上で跳び跳ねていた。完全に ”血 に対しての、恐怖等の感情が無い。しかし、この組織には恐怖等無縁の物とするしかない。



『それでは、お前達の住居を紹介する』
口や体に付いた血を、洗い落とし、先に第五部隊の場所に連れていった。
『ミカルゲ、連れて来たぞ』
『アリガトウナ。ゾロアークトイッタカ?ワタシハコノブタイノリーダー、ミカルゲダ』
『ゾロアークです。これから宜しくお願いする』

第十五部隊の入り口に着いた。が
『この先だ、行け』
『えぇ〜、ダイケンキさんは一緒に来てくれないの〜。意地悪だぁ、ひいきだ〜!』
子供のように叫ぶ。子供だったか。
ピリピリ・・・
『・・・ん?ぐはっ!?』
背後から電気を放ち飛びついてきた者が居た。
『貴・・・様、また・・・やりや・・・がった・・・な。いい加・・・減にし・・・ろ、シビルドン』
第十五部隊のリーダー、シビルドンだ。体が動かない。痺れてしまったようだ。
『それじゃ、ピチュー?俺はシビルドンだ。宜しく』
『・・・宜しくね!』
ピチューはシビルドンの背中に乗り、私はシビルドンに引っ張られている。このままでは、また・・・


ピチューは可愛いので採用しました。
ゾロアークは好きなので。
喰われた者達は適当に。
ダイケンキがシビルドンにされることは、分かるよね。BWやっていればだけど・・・。分かるよね?
<2012/09/19 21:13 ヘリオス>
消しゴム
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