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「ここは中学の因数分解を使う…そしてxをここに代入し…」







あーくそだりぃ…何が悲しくてこんな授業受けなきゃならない……俺は早く帰ってモン●ターハンター3をやる必要があるというのに

ふと時計を睨みつける。7時限やっと終わるな…あと5分


先生「ではここの問題を……大橋。」

「はい…」

よくあいつ(大橋)…当てられるよな 俺にとっちゃありがたいけど…

参考までにあいつは天パーだ。(どうでもいいが)








7:30

「ふあーっ…疲れた…」

ぐーんと伸びをする俺。やっぱり全身の筋肉が変に曲がってるかも…

とりあえずといつもとは違う道で帰ってみる。裏通り……へへ、ちょうどいいや


割れたビンやら何やらで溢れている裏通り…通ったことはなかったが、「興味が俺を呼んでいる」





ガン…!ドゴッ…カランカラン…

「あーもー通りにくい！！誰だよこんなとこにPS2捨てたの！」

当然拾ったりはしない(壊れてるし)　ようやくゴミパラダイスを抜け、出口に差し掛かろうとした。









ギロ…

「ん……んっ？」

隣の廃ビルの窓から、いやーな視線を感じる。まさか……ここ4年前に閉鎖されて、今は空っぽのはず…

そのまま窓に顔を近づけ、暗い屋内を見渡した　幽霊でも出てきそうな雰…

ジロリ

「ひぃんやああああああああああああああああああああああ！！！！！！！」


今目の前に…！目の前に目が…睨まれた絶対！

で、でも…人の目って…あんなに大きかったっけ…?


いちかばちか飛び込むか…いやガラスがあるからまずい……落ち着け。

正面は閉鎖されてるから開かないだろうし…この窓だって鍵かかってるはz……あ。

ガコン…!


手をかけてみれば、驚くほど簡単に開いてしまった…鍵かかって無かったのか。

中は異常な暗さだ…こういった廃墟ではよくある「壊れた蛍光灯のチカチカ」もない。

と、とりあえず開いたんだから……顔を近づける。また何かに睨まれたら逃げちゃうかも…


ガシィッ…!!

「えっ…?うわああっ！！」

「何か」に睨まれたのではなく、「何か」に体が引っ張られた。そのまま窓から屋内へと引き込まれると、窓はガシャンと閉まり…カチャリと音が鳴った

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