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薬物乱用 − 旧・小説投稿所A

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薬物乱用

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「い……いやだぁ…!!」

ここに来て初めて抵抗する僕を、肉壁は決して許してはくれないようで、柔らかい肉質が口へと詰め込まれる。

ロンギ「ぶ……ぶおぉっ……」

ニコラス「こらこら…フフ、痛いのはいやなのか?」

ロンギ「ちがっ…ぶほぉ……死にたく…な…」

ニコラス「だめだ。…私はお前と1つになりたい!それの何を拒むのかは知らないが……とにかく溺愛す相手を取り込んで何か悪いか?」

胃壁からは唾液を飲み込んで少しずつ胃液が溢れ、僕の皮膚を肉壁と共に愛撫してくる……胃液の餌食になった部分はやけどのように腫れ上がり、溶けているのが見てとれる。


ロンギ「いや……ニコラスさま……やめて下さい…!!」

ニコラス「だ、め、だ♪と言ったはずだが?フフ……本心は分かっているというのに……可愛い奴だ。」

ニコラスは静かに微笑み、出っ張ったお腹を愛おしそうに撫でる。ポコポコとした抵抗が、彼の愛情を促進させてしまったらしい…


ロンギ「いやあっ……わああああっ!!!」

ニコラス「さて…さようなら……いや、逆かな?」

クスクスとカイオーガのような悪戯声を上げる。胃袋ではじっくり溜められた胃酸の池に、僕の体は落ちようとしているというのに…


ズルッ…

ロンギ「うわあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」











バッシャーン!!




ロンギ「いや、いや!!溶ける!!ニコラス様!!止めて下さい!!」

ニコラス「…………冗談だ♪」



………え?

よく考えてみればこの液体、胃液ほどサラサラしていない…………唾液?





ロンギ「な、なんていう……」

ニコラス「ハハハ……楽しませてもらった。本当に純粋な奴だな?消化したところで一つになれる訳がない…ただ死ぬだけだ。」

見かけによらず無邪気な笑い声……一瞬ドキンとしたが、殺されかけた事を考え、何とか込み上げてくるのを抑えた。



ロンギ「じゃあ僕の事を好きっていうのも……嘘?」

ニコラス「それは違う。本当に消化したい程お前の事は愛している………思い故に死んでも構わない。」



ロンギ「本当に……」

ニコラス「当たり前だ……ずっとこうしていたい…」

凶暴なドラゴンとは思えない甘い声で、ぎゆっと胃壁に抱きしめられる。ニュップリと顔が沈められていき、まるで……





ニコラス「頼みが……ある。」

ロンギ「なむ…何ですか…?」




ニコラス「私の………その…愛人となっては貰えないか…?」

心臓が爆発する思いだった。それからは異常な眠気に襲われ、あまり覚えていない。

ただ………「はい。」と微かに呟いたのと、ニコラスの嬉しそうな咆哮だけは、耳に残った。


<2011/05/15 15:21 ロンギヌス>消しゴム
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