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ああ、楽しきかな日常 − 旧・小説投稿所A

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ああ、楽しきかな日常

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カイル「おっはよ〜さん。」

クレア「きたきた…おはようカイル。」

朝飯を作り終えて待っていたクレアが振り向いた。

カイル「うわっ!うまそ〜!」

エアロ「ほんとだ〜!美味しそ〜♪」

クレア「フフッ…さ、遠慮なく食べてね。またこれから大変なんでしょ?だったらいっぱい元気つけなきゃだめでしょ♪」

目の前にあるご馳走を見て目を丸くしていた俺たちを見てクレアは微笑みながら言った。

カイル「ではでは…」

エアロ「お言葉に甘えて…」

いっただっきまぁ〜っす!!

元気いっぱいの声が家全体に響き、それと同時に皆朝飯を食べ始めた。

カイル「うんまぁ〜い!!」

クレア「ありがと…。」

エアロ「クレアの料理はやっぱり最高だよ。」

次々と感動の言葉を発しながら朝飯にがっついている俺たちを見て、クレアは嬉しそうにお手製の朝飯を食べていた。

カイル&エアロ「ご馳走さん!」

クレア「前もだけど本当に食べるの速いね…。じゃあそろそろウィングさんところに行かなきゃね。」

少し驚きながらクレアが言った。

エアロ「そだね。じゃ、行こうか。」

カイル「了〜解。あっそうだった帰ったらクレアが何の竜になれるのか見せてよ。」

出発しようとしたとき、俺はふと思い出したように言った。

クレア「あ、もう知ってるんだ。…いいわよ。楽しみにしててね♪」

カイル「やたっ♪」

エアロ「じゃあ行こっか。」

ガチャ!

カイル「おっといけない…」

エアロ「あれれ?急にどうしたの?」

玄関の前まで来て俺はその隣にある和室に向かって手を合わせて拝んだ。それを見てエアロは慌てて聞いてきた。

カイル「ん?ああ…じいちゃんに挨拶してんだ。久しぶりだからな…。」

エアロ「じいちゃんて誰?」

カイル「俺の育ての親だよ。もうとっくに死んじゃってるけどな。んで、この家は元々じいちゃんの家なんだ。」

エアロ「そう…なん…だ…。」

それを聞いてエアロは少し顔を曇らして言った。

エアロ「ゴメンね、こんなこと聞いて…」

カイル「え…あ、うんこっちもゴメンな…」

俺はなるべく悲しみを顔に出さないようにしたつもりだったが、エアロは敏感に感じとっていたようだ。

カイル「…もう行こっか!そんな気にしなくてもいいからさ。」

エアロ「うん…分かった!」

ガチャ…

俺はドアに手をかけて引き開けた。眩しい朝日が俺たちを照した。


夏休みの宿題やっと終わったぁ〜 !
少し見ない間になんだかいっぱい投稿されていたみたいで、ひとつひとつ読んでいくのが大変です。(笑
次もがんばります!
<2012/08/22 19:40 カイル>
消しゴム
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