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・・・からの解放 − 旧・小説投稿所A

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・・・からの解放
− 全ては必然 −
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ゼロ『はぁはぁ、クロス・・・何処だ』
ボウ『ゼロ、休んでたほうが良いって!』
ゼロ『我が息子を置いて、休んでいられるか!』
ボウ『何、言ってんだよ。クロスは人間界の人間だろ』
ゼロ『あいつの剣はそれぞれ、雷、炎、氷の属性を持っている』
我は歩きながら、クロスの・・・フレダーのことを話した。そして、過去のことも。
レラ『ゼロ、ここにいたんだな』
ゼロ『レラ。フレダーは』
レラの背中に液体まみれのフレダーが寝ていた。

*****

クロス『・・・ん、お父さん?』
ゼロ『・・・フレダー、起きたか。良かった』
自分が起きると、ゼロに抱かれていた。大きくとても暖かく感じていた。
クロス『フレダー?本当の名前はフレダー?』
ゼロ『あぁ、そうだ。お前はフレダー。我の息子だ』
ゼロは涙を流していた。自然に自分も泣いていた。嬉し涙かな。
クロス『でも、僕の名前はクロスだ。フレダーじゃなくて、クロス。人間界でもらった名前だよ』
自分はお父さんに泣き止んでもらいたくて、笑った。すると、お父さんも
ゼロ『そうか。そうだな、クロス。お前の名前はフレダーではなく、クロスだ』





あれから数年の時が流れた。
クロス『父さん、俺は世界を破滅に導くと予言ででたんだよな』
ゼロ『そうだが、今ごろ何だ』
クロス『しかし、それは俺を捨てたことによって引き起こされるものだったかもしれないよな。その出来事で、憎悪が生まれ、復讐心ができる。そこから、破滅を導く』
ゼロ『しかし、予言等外れたではないか。最後が良ければなんでもいいだろ』
自分は笑った。父さんも笑った。
クロス『父さん、眠くなってきた』
ゼロ『なら、我の腹の中で眠ると良いぞ』
クロス『そうさせてもらうよ』
ゼロは自分を掴み、口に放り込んだ。唾液で湿った舌で、自分の体力を削ぐ。しかし、それと同時に快楽を擦り付ける。自分は声もあげずに、ただされるがままとなっている。少しずつ、傾斜が付き、喉の方に落ちていく。そして
ゴックン・・・
小さな膨らみをゼロの喉に作り、自分はゼロの胃袋に向かった。胃袋に着けば、柔らかい胃肉が自分を出迎え、優しく包み込む。最初よりも倍以上、瞼が重い。
クロス『おやすみ、父さん』
ゼロ『あぁ』
自分は安心感に包まれながら、眠りに着いた。





だけど・・・予言には、いつ俺が破滅を導くとは言われていない。俺の創造神への憎悪がいつ破裂するかで、決まるだろう。しかし、父さんがいてくれれば、それは無い。


ゼロ『よ〜し、終わったぞ』
クロス『このお話だけだよ。それに、ゼロのわがままを聞いて短くしたんだからね』
ゼロ『その分、違う話を増やしたんだろ』
クロス『・・・第二作目も宜しくね』
ゼロ『話を聞け!』
<2012/08/15 00:51 クロス>
消しゴム
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