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聖剣士黙示録 − 旧・小説投稿所A
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聖剣士黙示録
− 白昼夢からの惨劇 −
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この回には軽度(かどうかは個人に任せて)のグロテスクな表現が含まれています(出血描写無し)。






ある朝…。

ケルディオは夢を見ていた。






コバルオン(もうじき闘う日がやって来る。これを逃すと当分聖剣士にはなれないぞ…。)

ケルディオ「…何の事だろ。」

寝言を呟いたが、やはり夢を見続けている。

そして…

コバルオン(今しか無い。悪いが喰わせて貰う。)





''グァバッ!''


コバルオンは口を大きく開けた。

ケルディオはまだ気付いていない。しかし容赦無く勢いよく口内に入れて…。

''バクン!ゴクッ…''

ケルディオは寝たまま呑みこまれてしまった。






''ズブズブ…グニュゥ…''

肉壁に揉まれる感触に違和感を感じ、ケルディオは目を覚ました。

ケルディオ「!?…ここは?」

コバルオン「私の胃の中だ。」

だがコバルオンは胃液を出そうとする気は無かった。

なぜなら…。






''グニュゥゥッ!!!''

ケルディオ「痛いっ!!」

コバルオン「肉責めに耐えなさい。」

そう、肉責めで苦しめるのだ。

''グニュゥゥゥ…''

ケルディオ「あぁぁ…い…た…い…よ…」

鋼のように硬い肉壁は、どんな者にもこれ以上も無い圧力を掛ける事が出来るのだ。

''グニャァ…ベチョォ…''

ケルディオ「……え……ご……い……」

次第に圧力も大きくなり、体の限界も近くなりつつある。

''ドクン…ドクン!''

心臓の音も次第に高ぶり、コバルオンの体もケルディオの体も負荷が凄まじい。
どちらが先に耐えられなくなるのだろうか。




''…メキ…''

ケルディオ(!…もしかして…)

ふとそう思ったその時…

''ボキッ!''

ケルディオ「あぁぁぁぁぁぁ…」

骨が折れた音がした。つまり、ケルディオの左前足が折れたのだ。

このままでは自力では脱出出来ない。後はひたすら耐えるのみである。






力を入れずにリラックスして…






コバルオン(やり過ぎたか…)

コバルオンは吐き気を催した。

''ゴボゴボ…グニョ…''

コバルオン(何だこの吐き気は!まさか!!!)

''グニュッ!ベチョッ!''

コバルオン''ゲホッ!ゴホッ!ゴホッ!''

ケルディオは何故コバルオンが吐き気を催したのかを理解できない。

ケルディオ「………どうして出れたの…?」

コバルオン「それは君の居場所かもしれないな。」

実は…




ケルディオは骨が折れた後、何としてでも吐かせようと噴門に顔を入れたのである。

コバルオン「でもよく自力で脱出出来た。これも考える一環だろう。」

ケルディオ「…そうかな。」

骨は折れてしまったが、これでキュレムと闘える。
僕は骨を治す為、暫しの眠りについた。






コバルオン「骨が治るのに一ケ月は掛かりそうだな。」

テラキオン「でも幾らなんでも骨折させる事は外道じゃないのか?」

ビリジオン「でもそこまで損傷は酷くは無いからまだ大丈夫でしょうね。」

ケルディオ(……痛いよ…やりすぎだよぉ…)

ケルディオ(でもそんな事考えちゃいけない!)






ケルディオ(僕は…)






聖剣士になるんだ!!!


コバルオンの捕食行為が全然頭に浮かばないで悩んでいたらこんなに時間が…。と思った末ようやく執筆出来ました。(1ページ完結ですが…)
あとちょっとでキュレムとの戦いに…!

P.S.
台詞に単語の一部が混じってたりして
<2012/08/16 02:59 フィエラ>
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