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夢。 − 旧・小説投稿所A

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夢。
− 眠い −
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ーーーーー

ーーー

散々な目に遭った…
あの後
どれだけ言い訳を並べても言語道断、問答無用で体罰を喰らってしまった
体罰は壮絶なものだった…思い出すのも嫌だ
いや思い出したくない……
そんな思いを繰り返しながらとぼとぼ帰り道を行く
「……帰ったらまた喰われちゃうのかなあ…」

ブツブツ呟きながらもあっという間に家に着く

・・ふと玄関に立ち止まり真っ赤な夕焼けに燃える空を見上げる

記憶にあったあの空と同じ
ーー真っ白な雲が陽に焼けて棚引き、静かに空が動く太陽はゆっくりとその今日最後の光を精一杯に橙色に輝かせながら沈んで行く
ーーそしてまた明日に地平線の向こうからゆっくりと昇ってきて世界に光をもたらすのだろう

……俺には懐かしい光景に思えた…幼い頃もよくこの空を見たもんだなあ

暫くその光景に見とれて俺は太陽を一心に見つめ続けていたーー













…さてと
ガチャリとドアを開けて家の中に入る

「……?」

いつもならリビングから賑やかな声が聞こえて来る筈だが…今日は珍しく静かだ……バタンッ
ドアが閉まり玄関に音が響く

「・・・・・」
……そこまで驚くことでもない
とりあえず俺は玄関に上がりそっと靴を揃えリビングへと向かう

「ただy…」

ソファーの方に目をやりあっと口をつぐむ


「お眠り中でしたか…」

そこにはアズとクーが仲良く擦り寄るように体をくっつけてすやすや眠っていた
……なんか寝顔が可愛いなと思いつつも、ゆっくり幸せに浸っている(?)二匹を起こさないように片付けを済ませた

みていると……何だかこっちまで眠くなってきた…
元々疲れも溜まっていたことだし…スー達が帰ってくるまで寝るとするかな

そう思い
俺は二階に続く階段を一段一段踏みしめ登っていった




ああ…眠たい

もう記憶の話はここまででいいかな…

スー「私は別に良いけど…」

スプルー「まだ終わってない…」


ん…どしたぁスプルー

スプルー「・・・」












読んで下さった方有り難うございますヽ(´o`
<2012/10/10 17:14 イオン>
消しゴム
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