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スタタタタッ………………
俺は一目散に逃げた…。

ク「あっ！」

シ「逃げたあー！」

ク「待てえー！」

シ「いきなり逃げるなんてずるいよ〜！」

二匹は一人を追いかけて行った……………












ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーやべえ…やっぱ追いかけてきたか……（子竜とはいえ、かわいいとはいえ、捕食者だからな……………どうするか…）


…………そうだ！

そういえば裏口があるんだった……

あえて逃げずに、家の中に戻る、そうすれば、外にいるはずの俺が、まさか家にいるなんて誰も思わないだろうからな…


そう思い、家の路地裏にこっそり忍び込む…

（何だか泥棒みたいな気分だ……気のせいかな？）


そうっとそうっと…


幸い砂利なんて敷かれてもなかったので普通に裏口へと到着

ギィィーー

……！！！

予想外であった

さびていたのか、

ドアがきしむ音がなる…
ばれてないか確認した……が、良かった、バレていないようだ…安心した……

サッ…サッ…サッ…

抜き足、差し足、忍び足などと呟きながら、そっと玄関に靴をおく………

…そして階段をそろりそろりと上がり、自分の部屋に到着

そしてドアをそーっと閉めて…



移動成功!?





ではなかったのだ…










俺のベッドにスーがスウスウ寝ていた……


なんか寝顔が物凄い可愛いなどと思いながら、


俺はその場をあとにした…

階段をまたそろりそろりと降りて行き、外に出ようと玄関に目をやったその時…
ガチャン……バタン！

帰って来たのは…

シ「結局捕まえられなかった〜もうっ食べたかったのに！」

ク「うん、捕まえられませんでしたね。これだけ探してもいないっていうのは……ん？これは…」

シ「これあの人が履いてた靴だあー」

ク「てことは……ここに帰って来てるのかな……？」
ギクッ！不意をつかれた！
ま、まさか帰ってくるとは…………

どこに逃げればいいんだ！
二階にはスーが寝てるし…
さあーどうしようどうしよう!!あーでもないこーでもないそーでも……………………………………










ただ時間が過ぎるのみであった…




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シ「やっぱり二階にいるみたいだね」

ク「そうだね、行こう」

二匹は階段を上がり始める……




何の勝算もないまま俺は、二階にかけ上がった……………

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