Gポイントポイ活
Amazon
Yahoo
楽天
無料ホームページ
楽天モバイル
[UNLIMITが今なら1円]
海外格安航空券
海外旅行保険が無料!
SPEC-甲~召の回- - 旧・小説投稿所A
RSS
|
感想
|
TOP
SPEC-甲~召の回-
|<<
<
6 / 11
>
>>|
深夜、留置所にいるはずの冷泉は、眠っているところを叩き起こされ、ボックスカーの最後部に乗っていた。
「こんな時間に、どこへ?」
冷泉の前の席に座っているのは、公安部長の津田助広(つだ すけひろ)である。
「霊能者なんだから占ってみろよ」
そう言ってレモンを1個、冷泉にポイッと投げてよこす。
冷泉は目を閉じて、レモンを丸かじりした。
「ラミパスルルルルル」
呪文を唱えたあと、ハッとして目を開ける。
「俺を殺す気か」
「だったらどうする」
津田はさわやかに笑った。
だが冷泉はそれ以外にも恐ろしいものを見た。
*
野々村は雅ちゃんに呼び出され、若者たちでいっぱいのカフェにいた。明らかに浮きまくっている。というか、どこからみても援助交際にしか見えない。
「いやあ。就職したって聞いたけど、まさか、警視庁とはね」
「で、いつになったら結婚するの?私たち」
「いや。だから、離婚がすすまなくて......ハハハ」
「ハハハじゃねーから」
野々村は怯えながら、シェイクをすすった。
*
パーティー当日、瀬文は朝早くから狙撃対策に動き回っていた。神経をいつも以上に研ぎ澄ましていると、突然、バン!!と銃声のような音がした。
「!」
すでに手は銃を握っている。素早く出所に目を走らせると、何のことはない、当麻のキャリーバックが倒れた音だ。
あの女―。瀬文は頭から湯気を出しながら、銃口を当麻の眉間につきつけた。
「ひゃ!!」
「俺の仕事の邪魔したら、容赦なく撃つぞ」
「瀬文さんに用はないんすよ。トイレが見つからなくて」
「どんだけ方向音痴なんだよ、このトンマ!」
会場に響き渡る大声で怒鳴りつけた。当麻はオロオロしながら瀬文の指さす方へ駆けて行った。
<2012/04/24 01:14 mt>
修正
削除
全削除
|<<
<
6 / 11
>
>>|
TOP
|
感想
|
RSS
まろやか投稿小説すまーと Ver1.00b