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SPEC−甲〜召の回− − 旧・小説投稿所A

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SPEC−甲〜召の回−
− 甲の回 −
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とある樹林、
「あ、ああああぁぁぁぁぁーーー!!」
一つの炎が消え、赤いモノと透明なモノが混ざった――――――

警視庁公安科公安第五課未詳事件対策係――
通称『未詳』
その部屋は相変わらずぬるい雰囲気を漂わせていた。
故障したリフトや地デジになり見られなくなったTVがそれを物語っていた。
「おぉ、お疲れ山脈」
そう言い係長の椅子に座るのは野々村係長である。柿ピーを片手に持ちその存在もぬるいようだ。

「ほい、んじゃ。」
と左肩を白い三角巾で吊るしているギャルは当麻紗綾である。赤いキャリーバックを引きずり去っていく。

「では、わたしも」
と言い当麻の後を追う丸刈りの男は瀬文焚流だ。

「気ぃ付けてねー」

「なんでこっちくんすか」

「こっちしか出口ないだろうが」

「出口だけだったら入り口からでも帰れますよ」

そんな二人の後ろ姿を野々村が見守っていた
「パンドラの匣はなんとしても守らなければならない...」

冷泉を逮捕したのは昨日だった。
瀬文は冷泉が放った言葉が引っかかっていた。――

「すべては私の想定内。私は自らの身の潔白の為、拘束されるのです。そして五木谷氏はパーティーで必ず毒殺される」

「毒殺……!」
当麻はワクワクしているのは一目瞭然だ。――

が、瀬文は霊感を信じるなどという、時間の浪費はしない。

「瀬文さんの予言……」
当麻が差し出したのは例の封筒である。おせっかいにも瀬文の分まで持ってきたらしい。

「くだらん」
瀬文はそれをビリビリに破って、廊下のゴミ箱に捨てた。

「あ゛〜」


ここからまた捕食まで長いかも...

<2012/04/22 01:38 mt>
消しゴム
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