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ICE AGE − 旧・小説投稿所A

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ICE AGE

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グッ……グボァ…!!

痛みに耐えかね、とうとう氷竜は光球ごとリドルを吐き出す。リドルはできるだけ離れた位置へと移動すると、警戒しながら光のバリアを解いた。


「漸く吐いたか……化け物が。」

「私をこうしたのは…………お前…達だろうが…」

氷竜はゼーゼーと呼吸しながら、壁に背中をもたれさせる。苦しそうな様子を見て安心したのか、リドルはホッと一息ついた。


「まあ…なかなかの強さを持っているな……私の部下…いや、ペットにしてやってもいいぞ?」

「ふざ…けるな……誰がお前等…」

「お前に拒否権は無い!またされたくなかったら言う通りにしろ!!!」

手がカードケースに動くのを見て、流石に氷竜の声も尻すぼみになる。

(ここは大人しく…抵抗しない方がいいか…)

「さあどうする!?服従するか死ぬか!!」

「グッ……分かった…従おう…」

壁に手をつき、ノロノロと立ち上がる氷竜。リドルはその姿を鼻先で笑うと、更なる要求を叩きつけた。


「よし……なら今後、私に対しては敬語を使ってもらおうか?できるよな。」

「分かっ………はい。」

リドルは満足したようで、最強のペットについて来るよう促す。氷竜もこれには素直に従い、部屋の出口へと向かう。

ドアを開き…リドルが一瞬後ろを向いた瞬間。それを彼は見逃さなかった。



ガシッ…!!

「な、何を…!」

「ご主人様……今まで申し訳ありませんでした…」

ツルリとした水色のお腹に、否応なしに抱かれるリドル。グイッと体は持ち上げられ、しばらくは足をバタつかせていたが、見かけによらないその柔らかさに大人しくなった。


「お詫びといっては何ですが……少し付き合って頂ければと思いまして…」

「ぅ……まあいいだろう…始めてくれ。」

「喜んで。」

氷竜はリドルを抱えたまま仰向けに寝そべり、その巨大な手で…ゆっくりと腹へ押し付ける。リドルは顔が埋もれてしまったのかジタバタしていたが、氷竜がちょっと息ができるよう隙間を作ると、醜い赤子のように甘えだした。


「フハ……いいぞ…もっとやれ…!!」

「……はい。」

今度は強めに抱きしめると、その長い爪で赤子の首筋をカリカリと撫であげる。そして喘ぎ声を出させないよう、とっぷりとした腹で口を封じた。

「んっ…んんー…ぅん〜…」

「どうですかご主人様…まだ終わりませんよ。」

ぐるんとうつ伏せになり、リドルをその巨体の下敷きにしてしまう。本来なら1秒と持たずに圧死してしまうだろうが、巨腹がクッションになり、彼を潰すことは無かった。

「ぶぅ…重いが……いいなぁ…」

リドルは顔に押し当たる腹をのけようとはせず、むしろ自分から顔を押し込んでくる……そのコロッと変わる態度に、氷竜は怒りを抑えようと躍起になっていた。


「(くそ……なぜこんな輩に私が…)」

根の腐った人間を喜ばせるなど、身が汚れていく思いだった。しかしこれも、作戦上仕方のない事だった。

「(いや……そうだ今は…冷静にならなくては……こいつは後でたっぷり遊んでやればいい…)」


気を落ち着かせ、今はリドルにより楽しんで貰わなければ………


<2011/05/15 15:20 ロンギヌス>消しゴム
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