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表と裏の顔 − 旧・小説投稿所A

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表と裏の顔
− ボーマンダの顔は? −
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ボーマンダの話によると、目的の木の実があるのは森の深くで
此処からだと早くても夕方ごろに着くという。

目的地に向かっている最中、色々な話を二匹は交わしていた。
最初は警戒していたピカチュウであったが、気さくに話しかけてくるボーマンダに対して警戒心が次第に薄れていき
自分の出身地の話や、世間話などをしながらワイワイと歩いていった。


しかし楽しい時も此処までだった・・・。


暫く歩いていると霧に混じって空からポツポツと雨が降って来てしまった。
ボーマ「ん? 雨が降ってきちまったな。 この先に、雨宿り出来る洞窟があるから急ぐぞ。」

そう言ってボーマンダは少し飛んでペースを速めたが、とてもピカチュウが追いつけるペースでは無かった。

ピカ「ちょ ちょっと待ってよ! ペースが速過ぎるよ。 はあはあ・・・ もう少し考えてよ。」

そうボーマンダに言ったら、突然止まって僕の方を見てきた。

ピカ「ヤバイ。 気に障って怒ったかな?。」

ボーマ「・・・ああ 悪い悪い。 ほら、早く背中に乗れ。」
そう言って背中に乗りやすいように屈んでくれたが、なんか喋り方が少し怒っているような感じもした。

暫く飛んで、雨宿りが出来る洞窟に到着した二匹は、濡れた体を震わせて雨を落とした。
ボーマ「此処で雨が止むまで少し休むぞ。 止み次第目的地に行くからな。」

ピカ「うん わかったよ。 じゃあ、僕は向こうの方で少し休んでいるね。」

そう言ってボーマンダとは反対の壁のほうに行き、座りこんで雨が止むのを待つことにしたが、
疲れているのか気がつけば寝息を立てて眠ってしまった。

ボーマ「ん? 寝ちまったか。 しかし、見るからに美味そうな奴だな。」

目が獲物を物色するかのように見ているが、ピカチュウはまったく気づかずに眠ったままだ。

そしてボーマンダの顔がピカチュウに接近し、味見をするようにベロンと舐めあげた。

ピカ「ひゃあ! 何をするんだよ急に!!」

流石にピカチュウも目を覚まして文句を言ったが、ボーマンダの目が先ほどとは違っていた。


次回から捕食が出てきますが、正直なところ難しいですね・・・。
<2012/02/03 05:03 飛車>
消しゴム
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