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日常 − 旧・小説投稿所A

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日常

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カイ「ふゅ〜…おいしかった♪」

コーンをボリボリと噛み砕きながら、ひょいとベンチから飛び降りる。


カイ「次どこいく?」

「えーちょっと待って…地図地図…」

僕は肩かけバッグをゴソゴソと漁り、タウンマップを取り出す。マップにはヒウンシティの名所なども記されていた。


カイ「みーせて。」

電光石火のような早業で、地図を取り上げられてしまった。

「ちょっ…!まだ読んで…!」

カイ「うーん…どこかいいとこは…」

カイオーガは目的地探しに没頭し、まるで聞く耳をもたない。早速何かしら良い場所を見つけたのか、目がキランと輝く。



カイ「マスター……ここ行こうよ。」

カイオーガが指し示す位置を、ルカリオと共に食い入るように見つめた。






-プレデターハウス-


名前を読んだだけで、全身に鳥肌が立つ。カイオーガらしい選択だ…

ルカリオは今にも泡を吹いて倒れそうだった。一刻も早く帰りたいのが見て取れる。



「いいけどさ……どこにあんの?それ…」

ルカリオから絶望的な視線を感じる。連れてくるべきじゃなかったか…?


カイ「ここ。」



カイオーガは地図から顔を上げ、目の前の真新しそうな建物を指す。


こういう店が堂々とアイス屋の前にあるのは…どうなんだろう。



カイ「それじゃ決まりね?レッツゴー♪」


ブルブルと震えているルカリオを引きずり、カイオーガは店内へと入っていった。
僕も慌てて後を追う。





建物内は気持ち悪いほどピカピカに清掃されており、無数の移動床が張り巡らされていた。店員などは予想通り1人もおらず、ATMのような機械が中央に置いてある。


カイオーガを先頭に、そのマシンに近づく。液晶タッチパネルがあり、恐る恐る「Stand by」の文字を押してみた。





機械「いらっしゃいませ 当店は始めてでしょうか」

いきなりロボットボイスで喋りだす。パネルには「説明不要」と「説明希望」の2つが表示された。



「一応初めてだし……説明いるよな…」

ゆっくりと「説明希望」を押す。






機械「…始めまして 当店では捕食好き専門のサービスをご用意しております 登録された捕食者や被食者の中から、お好きなタイプを選択し、指定された番号の床に乗って頂ければ、ご希望のお相手の所までご案内いたします 」

「は…はぁ…」


内心嬉しくて泣きそうだったが、カイオーガに弱みを握られるのも嚼なので、ぐっと我慢する。



機械「それでは、ご希望を選択して下さい」


「捕食希望」「被食希望」「傍観希望」


なんてすんばらしい店なんだ……少し興奮しながら「被食希望」を押す。

…毎日こよっかな…?


カイオーガも同意見のようで、目をキラキラさせながら「捕食希望」を押した。



機械「かしこまりました 続けてご選択下さい」


パネルに、たくさんの捕食者の写真が現れる。ルギアやバンギラスといった大型から、デルビルなどの小型まで、どういう訳かシェイミまでもが捕食者になっている。


大型のをを押そうとしたが…


ルギア「捕食中」
バンギラス「捕食中」
ミロカロス「捕食中」

全員だめらしい。




カイオーガは自分のパネルをいじくり、もう被食者も細かい設定も済ませたようだ。



ルカリオが、静かに口を開く。


…調子に乗って妙な店作ってしまいました。本編だけでは分かりにくかったかもしれないので、解説。




プレデターハウス(捕食者の家)

概要:機械に登録する事で、好みの捕食者、被食者と出会い、食べたり食べられたりできる施設。他人が食べられるのを傍観する事も可能で、かなり自由度は高い店。

「被食者」を選ぶと、消化についても問われる。

舌袋を持っているポケモンは人気が高い。
<2011/05/15 15:04 ロンギヌス>
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