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とある飼育員の不幸 − 旧・小説投稿所A
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とある飼育員の不幸

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夜の動物園
営業時間は過ぎ、人間はそこの関係者以外誰もいない

「はぁ…めんどくさいな」

一人の飼育員がアナコンダの部屋へと向かう
夜の餌付けのようだ
今度はヤギではなく、車に轢かれて死んでしまった鹿の子供を与えるようだ

銀色の扉の前まで来るとまた重い溜め息をつく
この扉が大蛇の部屋へと繋がっている
アナコンダでも人を襲う生物であり、それに関して何回かニュースで取り上げられていた
飼育員でも一歩間違えれば、大蛇の餌となってしまうのだ

ガチャリと扉を開けて中へと入る
流石に大蛇とだけあって、他の蛇よりずっと広い部屋となっていた

投げるように小鹿を置くと飼育員はすぐに出ようとした

「うわっ!?」

アナコンダは水の中でも行動出来る生物
その為、奥の方に少し深めのプールが設置されていた
飼育員はその水で濡れた床に滑って転んでしまった

「くそ…!?」

起き上がろうとした瞬間に冷たい感触が彼に伝わった
その感触は足から背中へとゆっくり這い、目の前にまで迫ってきた

アナコンダだった

薄茶色の丸太の様な胴体が視界を覆う
彼は目を見開いたまま、硬直してしまった
その間に大蛇は飼育員の体に巻き付いていく

蛇は舌を使い、獲物を体温で見つけることが出来る
死んだ小鹿と生きている飼育員…
今、餌と認識されているのは彼の方だった

「た、助けてっ…あっ…ぁぁ…」

自分が陥ってる状況に気づいた頃にはもう手遅れだった
彼の体は完全に大蛇のとぐろの中に収まっていた
重い上に何でも殺せそうな程の強力な締め付けに彼は呻き声を上げた

ミシミシと骨が悲鳴を上げ、肺からは酸素を絞り出される
苦痛の中、飼育員は必死に逃げようともがいた
けれども非力な人間の力ではどうにかなるものではない


ぐぱぁ…


それを教えるかのように大蛇の大口が開かれた




一話にかけてる時間は大体10分ぐらいですw
なので誤字脱字があるかもしれませんw

多少のミスは…息抜きだから許してくださいorz
<2012/05/18 21:28 どんぐり>
消しゴム
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