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「イタタタタ・・・」

目を覚ますと僕は森の中だった。

ここはたぶん、ゲームの中だろう。オカルト的なものを信じたこと

は無いけど、これはそういう類のものだろう。

まだだるくて、頭が痛い。少し休みながら頭の中を整理しようとし

たら、目の前にゲームのメッセージウィンドウみたいなものが現れ

た。

「ビックリした・・・」

いきなり現れたメッセージウィンドウを見ると、文字が表示されて

いった。



『ようこそ、ゲームの世界へ！
ってオイラがこっちに一方的に引き込んだんだけどww
オイラはゲームのプログラムがバグってできた、コンピュータウイルスみたいな物です。
で、何か面白いことでもしようかと思ってここに連れてきたんだ。ちなみに、このメッセージウィンドウの右を行くと、このゲームの元の製作者が迷ってるけど、プログラムすべて書き換えて、ストーリーも変わってるから。ヒントとかは聞けないよ。ガンバww
んじゃヨロシク』


・・・

はあ！？

突っ込みどころが満載すぎる。自我を持ったからって、なんか想像

したのと違うぞ。しかも一方的に引き込みやがって・・・

ん？

メッセージウィンドウに新たな表示が・・・



『忘れてたけど、ここで死んだら、君のデータが消えてマジで死ぬけど、データ復元してあげるから安心してね。
けれど、死ぬにしても、痛みがちゃんと、現実と同レベルで存在するから、そんなになんども死んだら精神が逝くよ？ww
データ破損もするから注意してね。
あとドラゴンに喰われても死なないからww
君の趣味も覗いちゃったww』



ああ・・・そういうことね・・・

あとドラゴンも居るのね・・・

嬉しいような、悲しいような・・・

とりあえず先輩を探そうと、木々がお生い茂る森を右に曲がって歩
き始めた。

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