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堕ちるプラズマ − 旧・小説投稿所A

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堕ちるプラズマ

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ゼクロムは大口開け、ゲーチスの体を入れ込んだ。唾液まみれになりながらも泥酔状態のゲーチスに、恐怖はほとんど感じられていないようだった。

夢見る獲物を巨舌で押しつぶしながら、ゼクロムは率直な感想を述べる。



「…………不味い。」

やっぱり心が汚いと味も悪いのだろうか……そう考えながらゼクロムは口に手を突っ込み、ベトベトしたゲーチスの首根っこをひっつかむと、外へと引っ張りだした。


ゼク「生憎俺の口には合わないみたいだなお前………カイオーガ、交代だ。」

カイ「まってました〜♪」

ゲーチスはんあっと自分より大きく開く口に、まるで空き缶を捨てるかのような手つきで放り投げられる。

そのまま空中で舌がぎゅるぎゅると巻き取り、ゲーチスは再び口内へと消えた。











「………………はっ…わた、私は…?」

漸く目が現実を写す。脅された子供のような顔をするゲーチスをカイオーガはクスクスと笑い、待っている間中溜めておいた唾液風呂に舌と共に沈める。


どぼっ……ぎゅむっ♪…びちょびちよ…

「ぶほっ……!!や、やめろ汚らわしい!!」


即座に何かに掴まって風呂からの脱出を試みるが、手に当たるのはぶよんとした舌肉のみ。それどころかかえって舌肉に腕が沈んでしまい、無駄すぎる抵抗になってしまった。このままでは溺れてしまう…




何よりゲーチスは綺麗好きだった。軽度の潔癖症だったといっても過言では無い。
服は全て抗菌加工、食べ物は全て加熱処理、汚い物にはものすごい嫌悪感を抱いていた。そんな彼にとって唾液風呂など、精神的にもさぞかしきつ過ぎる。





溺死寸前で何とか舌が緩められ、ゲーチスは風呂から上がり、汚ならしそうに唾液の溜まっている所を避けた。

しかしこれだけでカイオーガが許すはずもなく、早速次の処刑が始められる。自分の倒れこんでいる舌が浮き上がり、固い口蓋へと押し付けた。

「えいっ♪」
「ぎゅ…ぐわあああああっ!!!!!!」

全身の骨という骨がミシミシと悲鳴をあげた。どんなに柔らかいものであろうと、強い圧力が加われば悪魔になる。今は正にゲーチスは身をもってそれを体験させられていた。


「苦しいんなら言ってもいいんだよ〜?」

「ぎゅ……止め…なさい……」

挑発的な口調に翻弄され、素直に「苦しい」と口に出せない…






「えへ…苦しくないんなら…♪」

「えっ…ぐっ…ぐ……えぁ……ふぐぅ…!」


既に嫌というほど窒息寸前を体験した鼻口をまたしても舌肉が塞ぎこみ、今度は首から下に温かい愛撫をしかける。


「な……なにをぉ……!!!」

「「気持ちいい」だったら言ってくれるかな〜って思って。」


ピンクの蛇が全体的に這いずりまわり、透明なキラキラと光る唾液をすり込む。勿論優しさ故に行われる愛撫ではない。カイオーガの加虐心が、苦しませるためにやっているだけである。



「ふえっ…ぎゅ……くぅ…離す…の…です…」

「ふぁ〜〜……何だかぼく眠くなってきちゃったよ…」

ゲーチスの声をまるっきり無視し、呑気に大あくびをするカイオーガ。舌にゲーチスをのせると、仰向けに寝転んでいるルギアの方を向いた。


「ル〜ギア♪」

「ふぁ…ん?」

「あげるね。」

ゲーチスを乗せた舌がにゅるんと素早く動き、ルギアのだらんと開いた口内へ押し込まれる。

「もごっ……ぼごぉ!?」

「ぼく寝るから…あとよろしくねー…」

カイオーガはゼクロムにもたれかかると、5秒も経たない内にスースーと寝息を立て始めた。






ルギア「……ったく…いきなり相手の口に
舌突っ込むか?普通………」

…まあカイオーガにまともな神経を期待するのもどうかと思うが。
友達だからという理由でそんな行為はしないだろう…


「ま…少し遊んでやるかな……?フフ…」

ふやけているゲーチスを舌の上に感じながら、にやりと唾液がこぼれおちる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



ゲーチス「おい………まさか私の味方は1人もいないのか!?(このままでは計画が……)」


<2011/05/15 14:56 ロンギヌス>消しゴム
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