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堕ちるプラズマ − 旧・小説投稿所A

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堕ちるプラズマ

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団員「はっ…ゲーチス様!」
「ゲーチス様!」
「ゲーチス様だ!」


交渉中の2人の背後から、1人の着飾った男が現れる。

プラズマ団元ボス…ゲーチスだった。

ゼクロムは周りの団員の狂信的な信仰ぶりに、ポカンと押し黙った。




ゲーチス「N……何をしているのです?」

N「…あなたには関係ない。」

Nは一瞥し、暗い口調で言い放つ。先程ゼクロムに接していた時とは、まるで雰囲気が違っていた。

ゲーチス「いけませんね……親に対しそんな態度は。作戦実行のリーダーは私でもあるのですが…」

N「知らないよ…ボクのやることに手をださないでくれ。」

冷たく言うと、Nは固まっているゼクロムに向きなおる。

N「それで…どうなんだい?」

大きな足をさらりと撫で、再び質問する。ゲーチスも状況が理解できたようで、静かにゼクロムを見つめていた。


ゼク「……………わかった…」

意外にあっさりと答えが出てくる。親友を危険にさらすぐらいなら……







N「…ありがとう。」

Nは微笑むと、今度はゲーチスに向きなおった。

N「…ゼクロムの応対は全てボクがやるよ。」

ゲーチス「そうですか……ならひとまずキャンプに戻りましょう。」

ゲーチスは金紺色のローブを翻し、団員を引き連れて帰っていった…












ゼク「それで……何をしろっていうんだ?」

N「そうだね…君の友達も一緒にきてくれれば嬉しいんだけど…頼めるかな?」

ゼク「…ああ。」

ゼクロムは洞窟へ向かって飛び去った。























団員「ゲーチス様……大丈夫なのでしょうか?あの怪物のようなポケモンと2人にして…」

ゲーチス「もちろん。あのような輩にはちょうどいいポケモンですよ………それにNも怪物みたいなものです。あんなの人でも何でもない…フフ…」

ゲーチスの笑いに、団員は震えた。


<2011/05/15 14:50 ロンギヌス>消しゴム
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