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白夜の妖狐 − 旧・小説投稿所A

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白夜の妖狐
− 戯れ 2 −
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「主はここが効くんじゃろうか?」

淡く銀光に照らされるその細首に吐息を零してやる。

「ひゃぅ////」

案の定、甘い言の葉が零れ出おった。

今宵一番の邪な笑みを浮かべると、舌先で首筋をなぞる様にじっくり舐め上げる。

「やぁぁぁ……」

どこからそんな艶のある声を上げるものやら、

別人とも思える様な喘ぎ声がシフから発されておる。

今度は舌全体を押し付けるように這わせてやると

「んあぅ!?」

体をビクン、と大きく震わせ喘ぐではないか。

これはこれで美味しいものじゃな。

「きゅ、九尾さんっ……やす、休ませ……」

「酷く興奮しておるのぅ……まぁ、儂もじゃが」

気付けば知らずの内に速い呼吸をしておった。

シフの雰囲気に儂も興奮しておったようじゃ。

勿論、休ませるつもりはない。

性感帯であるその首筋を味わう様に責める。

舌が泡立つ唾液を首筋に残し、微かに煌めかせる。

首と舌に無数の銀線を紡ぎながらシフを喘がせる。

「はぁ、はぁ……ちと、やりすぎたの、ふふっ」

シフも儂も唾液でべったりじゃ。

それに消耗もしておる。そろそろ喰ってやらぬとな。

「九尾さんっ……まだなの?」

「悪いの、そろそろ喰うつもりじゃ」

尻尾の拘束を解放し、シフを地面に降ろしてやる。

そして、足から咥え込んで天を仰ぐ。

何度も咥え直しながら口内に引き込んでいく。

胸、首とシフの体は儂の口内に消えていく。

「九尾さん……」

ばくり。

全身を引き込んだ所で儂は口を閉じた。




<2011/12/19 18:47 セイル>消しゴム
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