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【保】特生3課〜東京危機〜 − 旧・小説投稿所A

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【保】特生3課〜東京危機〜

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あと佐藤警部補がオイラに乗って空を飛ぶ羽目になったのは、通信指揮車を壊しちゃったのと、テロリストたちがご丁寧にも道路も破壊したらしくあちこち補修工事をしていて大渋滞しているからである。
人を乗せて飛ぶというのは初めてだったが、意外と楽しかった。
まあ当の佐藤警部補はそれどころじゃなかったと思うけど。

「すいませーん、お届けものです!誰かいらっしゃいませんかー?」

んー、誰か来たな。
オイラは埋め立て地の入り口を見た。
そこには運送屋(オイラが壊しちゃった会社ではない)のトラックと、配達のお兄さんがいた。
あれ?
入り口には職員が一人いるはずなんだけど。
トイレにでも行ってるのかな。
しょうがない。
オイラは立ち上がり、入り口に向かった。

「わっ、あっ……」

運送屋のお兄さんはオイラが入り口のところへ来るとその場にへたりこんでしまった。

「取って食べたりなんかしませんよ。今門を開けますね」

犯罪者以外には優しいんだよ、オイラは。
お兄さんの反応に少しショックを受けつつ、門を指で器用に開けた。
トラックに乗り込んだお兄さんはエンジンをかけると、詰所に向かって走りだした。
……お届けものか。
一度でいいから受け取ってみたいなぁ。

「ま、オイラに何か送ってくれる人なんていないけどね」

オイラは大きなあくびをしながら格納庫に向かった。


<2011/12/05 22:56 とんこつ>消しゴム
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