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【保】特生3課 − 旧・小説投稿所A

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【保】特生3課

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「――もうここには入ってこないように。ここは警察の施設で、おまけにこういうおっかない奴がいるんだからね。分かったね?」

佐藤警部補とオイラは入り口から男の子たちを見送った。
あっ、オイラの唾液まみれになっちゃった彼らの服はあの後ちゃんと洗濯して乾燥機で乾かしてやったからね。

「あの、警部補。ちょっと折り入って話が……」

オイラは様子が変だった男の子について報告した。

「そいつは『捕食フェチ』なんじゃないか」

話を聞き終えた警部補はそう答えた。

「『捕食フェチ』?えっ、マジでそんなのがいるんですか?」

「世の中にはそういう人たちもいるんだよ。……あっ、そうだ。被食派の人間をこっそり募集してみるのもアリかもしれんな。コタロウ巡査の数少ない娯楽を安定供給してやれるかもしれないし。ちょっとネットで募集してみるか」

警部補は何やらブツブツ言いながら(後半は聞き取れなかった)職員が駐在する建物へと戻っていった。
あーあ、そういう『捕食フェチ』の人が来てくれたらいいのになぁ。
そしたら遠慮なく楽しめるだろうに。

―おしまい―



<2011/12/05 22:51 とんこつ>消しゴム
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