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【保】特生3課 - 旧・小説投稿所A
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【保】特生3課
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さらに二時間が経過した。
強盗たちに動きが見られるものの、目立った進展はない。
あーあ、早く帰って晩御飯が食べたいな。
オイラはほんの一瞬、気を抜いてしまった。
しかしそういうときに限って何か起こるのである。
連続して銃声が鳴り響いた。
同時にガラスが割れる音と警官の罵声。
「な、何だ!?」
オイラは慌ててビルの物陰から飛び出す。
次の瞬間、足が何か金属製の物を踏み潰したのを感じ取った。
下を見ると、強盗たちが乗ってきたワゴン車のボンネットを踏み潰していた。
どうやら強盗たちは包囲網を突破してきたらしい。
すると中から強盗が出てきて、オイラに向かって銃を乱射してきた。
オイラは全く平気だったが、流れ弾で警官や民間人に死傷者が出かねない。
そう判断したオイラは強盗たちをつまみ上げ、口の中に放り込んだ。
すると強盗たちは暴れ始めた。
オイラの口の中を殴ったり、蹴ったり、銃で撃ったり。
しかしそんな抵抗もオイラからすると心地よいだけであった。
そういえば生きている物をこうして口の中に入れたのはいつ以来だろうか。
昔は食事で生きている牛が出てきて、それを口の中で散々弄んでから丸呑みにしてたっけ。
でもお偉いさんは気に食わなかったらしく、いつしか生きているものを食べる機会はなくなっていったんだよな。
そんなことを思い出しながら強盗たちを舐め回し始める。
「おーい、コタロウ巡査。聞こえるかー?」
足元からオイラのことを呼ぶ声がした。
オイラは片膝をついて頭をグッと下げる。
そこには特生3課の現場責任者の佐藤警部補がいた。
「はい、何でひょうか?」
強盗たちを無理やり舌の下に押し込めたため、サ行がうまく言えない。
「よくやった。危うく警察の面目が丸つぶれになるところだった。……まさか呑み込んではないよな?」
警部補の問いかけに首をブンブンと横に振った。
「ならいい。ところでまだ犯人たちは暴れてるのか?」
今度は縦に頷く。
だって今もオイラの舌の下で暴れてるみたいだから。
「そうか。……だったら反省しておとなしくなるまで口の中に閉じ込めてやれ。我々を散々てこずらせ、一般人たちに恐怖を強いたんだからな。殺さなきゃ何したってかまわない。私が許す」
警部補は黒い笑みを浮かべながらとても公僕とは思えない台詞を言い放つ。
「報道陣が見てまふけど。ほれに公務員による拷問て禁止はれてまふよね」
これでもオイラはれっきとした警察官。
巡査の階級だって持っている。
「だからこそだ。日本の警察も時には強行手段をとるということをアピールする良い機会だ。だいたい君が実は警察官として巡査の階級にあるから立派な公務員であるってことをほとんどの国民は知らないだろうから構わん。万が一有職者がツッコミ入れてきたら『口の中に閉じ込めるという行為が拷問かどうかは明確な判断基準が無い』と開き直れば大丈夫だ。だいたい本音は楽しみたいんだろ?」
そう言って警部補は銀行の方へと向かってしまった。
うっ、見透かされてたか。
オイラは口を開けて、新鮮な空気を取り込んでやった。
死なれたら困るから。
すると強盗たちが必死で外に出ようとするのが分かった。
強盗たちが舌の先に来た瞬間、サッと口を閉じてやった。
お楽しみのネタ、じゃなくて凶悪犯を逃がすわけにはいないからねぇ。
まず舌で二人を牙の裏に押しつけ、レロレロと擦り付ける。
次に舌で窪みを作ってそこに二人を乗せて、まるでトランポリンのようにポーンポーンと舌を使って放り投げた。
それを何回も何回も繰り返す。
強盗たちは屈辱的と感じたらしく、あらんかぎりの罵詈雑言を浴びせかけてきた。
こいつら自分の立場が分かってるんだろうか?
少しビビらせてやろう。
オイラは舌の角度を徐々に急にさせていく。
二人はオイラが何をしようとしているのかを悟ったらしく、舌に掴まろうとした。
しかし唾液でぬるぬるする舌を掴むのは至難の業。
しかもオイラが弄んだせいで体力が削られている状態だ。
ズルズルと喉の方へとずり落ちていく。
そしてとうとう喉に落ちていった。
出来ることならこのまま完全に呑み込んで夕食の前菜にしたかったが、そんなことをするわけにはいかない。
途中で喉をキュッと狭くして、再び口の中へと押し戻した。
これを数回繰り返したところ、急におとなしくなった。
そろそろ頃合いかな。
オイラは近くの小さな雑居ビルの屋上にそっと二人を吐き出してやった。
「ちょっとは反省したか?」
オイラは顔を近付けて睨み付ける。
二人は力なく頷くだけであった。
「じゃあ署まで来てもらおうか」
オイラは再び二人を口の中へと放り込んだ。
だって唾液まみれになってるのをパトカーに乗せるわけにはいかないからね。
さてと、寄り道しながら署まで行くことにしよう。
<2011/12/05 22:49 とんこつ>
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