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会合 − 旧・小説投稿所A
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会合

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ルギアの温もりが、直に伝わってくる。
まるで子を抱きしめるかのように…


バルス「ん…ぅぅ…」

ルギア「さあ…出ていってくれるよな?」


ポワン…♪
バルス「うむぅ…ら、らめ…ろぉ…」


とは言うものの、温かさゆえ瞼が下がってくる。今までにない最高の寝床だ…

ルギア「おい寝るな。」
バルス「…う!?あ…」

睡魔が急にどこかへ吹き飛ぶ。ルギアが離れたのだ。



バルス「分かった…で、出ていけばいいんだろ?」

ルギア「ああ…やっと分かったのか?」

バルス「……(っていうか強制だろ)」

ルギア「ふっ…まあ素直な奴は嫌いじゃない。」

バルス「そ…そうか…」


バルスは後ろを向き、金属の扉に手を掛けた………





ドギュウウウウンン……!!!!!!!

ルギア「……?」
バルス「え…?」

突然鳴り響く銃声、辺りが一瞬静かになった…



「その船に触れるなぁ!!!」


バルス「…お、おまえらは…」
ルギア「……??」

銃を構え、こちらを威嚇していたのは3人の人間、それもギラティナから逃げてきた者達だった。


ルギア「なんだ…お前ら。」

研究員「こ、ここにも伝説の……いや、それよりバルス!その船を渡せ!」

銃を再びバルスに向け、脅迫する。

バルス「だ、だが、この船は3人乗りで…中にも仲間が…」

研究員「うるっせえ!!3人乗りなら俺達が乗る…降りやがれ!」

バルス「お、お前達ブイトール借りて来たんじゃないのか!?」

研究員「調査に出てる間に馬鹿でけえハブネークだらけになってたよ!パイロットは……いなくなってた。」


バルス「で、でもそれじゃ俺の仲間が…」

バルス「そんなの知るかあ!俺達は生きてえんだよ!とっととどけえ!」

……ドギュウン!

銃口から火花が散る。


バルス「うわああっ!」


ガシ…グチャグチャ…


ルギアがもの凄い速さで弾を掴み、鉄粉に握りつぶした…






研究員「なっ…お、お前は引っ込んでろ!これは俺達の…」

ルギア「俺達の問題…か?3対1でよく言えたものだな…」

研究員「だ、黙れ!…今もあの化け物がこっちに向かってきてるかもしれねえんだ…邪魔するんじゃねえ!」

ルギア「…なら大人しく襲われたらどうだ?良い餌になるだろうな。」

研究員「な、なんだと…!!」


ルギア「こいつ…バルスとかいったな…こいつは最終的に私の要望を聞き入れ、攻撃もせず帰ろうとしてくれた。こうも素直になる人間は久しぶりだ。
大抵は私を捕まえようとして遅いかかってきたり、お前のように……怯える子犬もいる。」

研究員「子…!?」

ルギア「怖いんだろう?私が。だから襲ってこない。まるで…」







ルギア「赤ん坊だな♪」













ブチッ…!





何かが切れた。


<2011/05/15 14:33 ロンギヌス>消しゴム
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