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会合 - 旧・小説投稿所A
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オルク「ん…んぅ?…ここは…」
ピンク色の舌袋で、オルクが目を覚ます。
全身粘液に濡れ、ジメジメとした姿ではあるが…
オルク「…くそ…何とか出られ…ん?」
1m程先に目を向けると、誰かが倒れている。見覚えのあるあの髪は…
オルク「ルナ!…おい、大丈夫か!?」
すぐさまそばに駆け寄り、ふやけた手で抱きかかえる。何とか息は…
ルナ「んっ…」
オルク「あっ…ルナ、大丈夫か?」
ルナは静かに目を開けた。意識も元通り、ちゃんとあるようだ。
ルナ「オル…ク…ごめんな…さい…閉じ込めたり…して…」
ルナ「どっちにしろ結果こうなってるさ、それより、ここから脱出しよう。なんとか生きて…」
ルナ「しっ!…黙って…何か聞こえる…」
オルク「え……」
ぁっ…ぁぁぁぁぁぁ…
微かに聞こえる、悲鳴のような…
ルナ「あっちからだわ!」
ルナは舌の海を沈まないように歩き、肉壁の前で立ち止まる。
ルナ「っ…仕方ないわよね…」
気が進まないが声を知るため、壁に耳を押し付けた。気持ち悪い…
…あっ…ああっ…やめ…助けてくれ…
ルナ「アスベル…アスベルなの!?」
胃袋に送られたアスベルが、まだ生きていた。だがそれも時間の問題だ…
…ルナ…ルナなのか!?頼む助けて…ひぐうえっ!?
ルナ「アスベルどうしたの!?まって…」
ぐうううううう!!!!!むぐっ…!あがあああっ!!…………………ぁ…
そこで、声は消えた。恐らく…
ルナ「くっ…ぅぅ…」
オルク「アスヘルが…助けを求めるなんてな…」
いつも頼りがいがあって、力強さを感じたアスベルが、こんな最後…
シュル…
「「うっ……」」
悲しみにふけっている2人にとうとう舌が、引きずり込もうと動き出す。
ルナ「えっ…ちょっと…」
ジュルジュルと、足元に液体が溜まりだした。唾液だろうが、こんなにあったら溺れてしまう…
オルク「うむうっ!!」
ルナ「キャア!!」
オルクを巨大な舌が襲い、テラテラと輝く肉を巻きつけ……
オルク「ふぐうっ…むう…むわあっ!…」
ぐっちょぐっちょと、強い圧力で圧迫する。
もうオルクの姿はみえず、巨大な舌のボールが出来上がっていた。中にはオルクが…
ルナ「わ、私も…?きゃあっ!」
ルナを捕らえ、再び肉団子を作りだす舌。
抵抗は許されず、ただ弄ばれるだけ…
ルナ「いや、いやよ…!殺すならさっさと…殺しなさいよぉ…」
舌の魅力的な愛撫に、段々声が小さくなっていく…
死ぬ覚悟なら…さっきしたのに…
ルナ「い…むにゃ…やっ…んんっ…」
逆らえない柔らかさに、喘ぐ事しか出来ない…恥ずかしいのに…苦しいのに…………
ジュムム…グムゥ…ベチョオ…ヌルリ♪
ルナ「…ぁうあ…出し…なさい…よぉ…むうん…いひゃあ…」
心からの言葉では無いが、弾力ある舌の抱擁に、体が震えるほど歓喜を覚える…
オルクも今、同じ状況なのだろうか?舌に揉まれながら、抵抗力を削が…れて…
3時間後…
ジュムジュム…ジュポォ…
グチョッ!
ルナ「……」
オルク「げほっ…くっ…やって、くれるな…」
漸く舌団子から排出された2人は、地面に…いや、舌肉に倒れこむ。
オルク「まぁ…なんとか生きてるが…早く出ないと…ってえ?」
目の前にルナが立ち上がり、自分を見つめている…
滑らかだった髪はバサバサに荒れ、何だか怖い…
ルナ「………」
オルク「ルナ?…いったいどうし…」
ドンッ…!バシャ…
オルク「え…」
幽鬼のようなルナが、突然オルクを押し倒し、舌海に仰向けにさせた。更にその上にのしかかる。
オルク「なっ…いっ…何を…」
ルナ「…」
一瞬の沈黙…そして…
がしっ!
オルク「むうううっ!!!!??」
ルナ「……」
ルナが無言でオルクを抱きしめ、胸に埋もれさせて口を塞ぐ。
ルナ「……ねえ…」
オルク「むぐうっ…んぐん…」
ルナ「一緒に……死のう?」
オルク「んんん!!!!???」
ルナがそう呟いた瞬間、舌海が2人の重さに耐えかね、沈み始めた。
オルク「むぐうっ!!んんん!ぐうう!!」
<2011/05/15 14:32 ロンギヌス>
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