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シュルツのアルバイト☆ − 旧・小説投稿所A

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シュルツのアルバイト☆

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「はあっ…はあっ…」

右も左も上も下も、はたまた前後も分からないような暗闇の中、一人の青年が走っていた

彼は何かに追われているのだろう、しきりに振り返りながらも走るスピードは緩めない

服装は黒い艦長服に白い艦長帽。それに腰には衝撃銃のホルスターが見える

「グォオオオオオオオオオオオッ!!」

突然、何者かの咆哮が響いた

それと同時に、青年の後ろから暗闇を切り裂いて灰色の竜が現れる

その姿は俗に言う西洋竜と呼ばれるもので、体長は20m前後といったところ

竜は翼をはためかせ、青年を追いかける

「…っ!!」

青年は足をもつれさせて転倒した

ドシャリという鈍い音が転んだときの衝撃を物語っている

彼はすぐさま起き上がり、また走り出したが数歩進んだところで再び転倒した

この様子だと足を痛めたらしい。これでは竜から逃げ切るなど不可能だ

そのことは分かっているはずなのに、青年はまた立ち上がる

足を引きずりながら懸命に逃げようと走る

次の瞬間、彼の体は宙を舞っていた

青年のすぐ後ろには竜の姿が

どうやら、追いついた竜の一撃を喰らって吹き飛ばされたらしい

彼は重力に引かれ落ちていき、地面に叩きつけられた

「ガッ…!!」

青年の口から悲鳴が漏れると同時に、体から金属音を立てて衝撃銃が落ちた

少しの間、暗闇の地面をカラカラと滑ったそれは、着陸した竜の足元で止まる

衝撃銃の銃把(じゅうは 握る部分)には『シュルツ・ミリバール』と名前が彫られていた

青年――シュルツは頭から血を流しながら、地面をはって逃げようとする

その動きは兵隊がやる匍匐前進と大差ない動きだったが、動きは圧倒的に遅い

「嫌だ…死にたくない…死にたくない…」

独り言の様に呟きながら、目に入った血をぬぐい、必死に体を動かす

…が、シュルツの体は宙に浮いた

何のことはない。竜が彼のことを掴んで持ち上げたのだ

竜は口元にシュルツを持ってくると、彼を掴んでいないもう片方の手で帽子を脱がせる

すると、シュルツの右側頭部に出来た裂傷があらわになった

竜は匂いを嗅ぐと、ペロリと傷口を舐める

「ああっ!!」

シュルツは激痛に体を硬直させ、悲鳴を漏らす

竜はそんな様子に目を細めて見ていた

竜に舐められた痛みがやっと治まってきたころ、シュルツが口を開いた

「グライフ…ゆ、許してくれ! お前のプリンを食べた事は謝る! だ、だから…」

グライフと呼ばれた竜は、その言葉を聞いた瞬間シュルツの左腕に喰らいついた

「ああぁぁぁぁぁぁぁぁああっ!!」

再び激痛に襲われるシュルツ。必死に右手でグライフの鼻先を叩いているが、堅牢な鱗で守られた竜には当然通用するはずも無い

グライフは、噛み付いたまま頭を引いた

ブチィッ!!

「ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああ!!!」

シュルツの左腕は喰いちぎられた



グロを入れてしまった…良いのかなこれ?

ちょいとしたお知らせ

私は十二日〜十五日まで修学旅行に行ってくるので、その間は小説の投稿、及び感想の書き込みが出来ません

追記

皆様から『オリキャラを使ってもいい』と言って頂いたのですが、まだ使える自信が無いため、今は使わないことにします すみません

ですが、自信がついてきましたらキャラクターを貸していただこうと思っていますのでよろしくお願いします

ただ、名前を出す予定はあります
<2011/10/09 20:01 雪風>
消しゴム
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