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新たな土地、新たなる出逢い − 旧・小説投稿所A

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新たな土地、新たなる出逢い
− ローレル村のハンター −
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「アカル、起きぬか。もう日は昇っておるぞ。」

「う゛ー…」

 ある日の朝、ローレル村の一角。集会所を凌ぐ大きさの家では他では見られない光景があった。

「全く…相変わらず朝は弱いの…」

 ベッドに籠もるアカルを前に溜め息をつく者がいる。その溜め息で掛け布団が吹き飛ぶ。

「うう…寒っ!……おはよう、リーナ。」

 山間部、それも雪山の近くにあるローレル村の朝は寒い。その寒さに当てられては寝ていられず、アカルと呼ばれたハンターが身を起こした。

「G級ハンターともあろう者が寝坊なぞしおってからに…」

 そう呟くのはアカルの妻であるリーナだ。ベッドから這い出したアカルと共に朝食を食べるべくキッチンに入って行く。
 これだけならばそこらの夫婦と変わらないだろうか?いや、布団を吹き飛ばす程の溜め息など人の成せる技では無い。
そう、アカルの妻であるリーナは人では無いのだ。数年前、まだアカルが新米だった時に森丘で出会った飛竜、リオレイアなのだ。
そして、G級ハンターとなった彼はリーナを伴い故郷のローレル村へと帰って来ていたのだ。道中、ガレオスのサンディが仲間になったが彼は寒さに適応出来なかったのか半年前に砂漠に帰っている。特殊なマーカーをつけているので狩られる事も無い筈だ。

「そういや…先輩どうしてるかな?」

「そのペンダントをくれた人間の事か?」

 肌身離さず持っているペンダント。これをくれた先輩はドンドルマに居る。
少し気になり、リーナと先輩について話しているとオトモのギンガムが走って来た。

「旦那さん。お手紙ニャ。」

 一旦、話を止めて手紙を見る。封筒に収められていて中身は判らないが差出人は直ぐにわかった。
封蝋に押された刻印がギルドのそれだったからだ。

「ギルドからのものか?」

「うん、何だろう…」

 果たして、開けてみれば確かにギルドからのものだった。
そこにはこう書かれていた。

ローレル村専任ハンター アカル・アウグストラ
開拓村 ミカサ村警護ヲ命ズ

 なんの飾り気も無い文章は別の村への異動を告げていた。


お久しぶりです。
相変わらず行き当たりばったりなリオレイアです。就職試験直前なので続くかすら判りませんがよろしくお願いします。
<2011/08/28 23:51 リオレイア>
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