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rain tears -心の涙- − 旧・小説投稿所A
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rain tears -心の涙-
− 狼と踊れ 2 −
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その禁断の誘いがトレゾアの加虐心を煽ってしまう。

甘噛みの速度、強さを早め、強め

更にソーマを責める。

「あっ……んっ……お、お姉ちゃ……」

溢れ出す唾液は底知れず。

零れるままに唾液という粘液をソーマに塗りたくる。

僅かな挙動でさえ糸を引く程に。

「クフフフ……」

邪な笑みを貼付け、甘噛みしつつ性感帯を舐め上げる。

「あぅん!?」

「もっと喘がないと身体が持たんぞ?」

それこそ、一番の甘美な喘ぎだったかもしれない。

快楽の波が寄せては引いていく。

トレゾアの戦略にソーマは数分も持たずに体力を奪い取られてしまった。

呼吸は浅く、早く。

その肉厚の狼舌に全身を預け、もはやトレゾアの支配下に堕ちていた。

「そのようでは、呑んでしまうぞ?」

「もぅ……ダメ」

「そうか……続きは私の胃袋だな」

口内が急激に傾く。

言葉の通りにトレゾアはソーマを呑み込まんと

天井を仰いで喉に餌を流し込もうとしていた。

いとも簡単にソーマの身体は喉に滑り込み、喉肉が足を捉えた。

ごくん……

金狼の喉がぷくり、と小さく膨らむ。






久々の更新
少し長いかな?
<2011/09/20 16:53 セイル>
消しゴム
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