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【保】突然の覚醒 − 旧・小説投稿所A
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【保】突然の覚醒

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俺の名前はスイト。
ただの極普通の人間だが知り合いには一人も人間はいない。そして俺は暮らしている場所も普通とは違う。一緒に暮らしている者も…理由はわからないけど…




「ふう〜夜空が綺麗だな…」



現在は夜…俺スイトは夜空を眺めていて楽しんでいた。だがずっといたらあいつに心配することになってしまうためそろそろ帰るとしよう…


「さて…帰るとするか…」

そして俺は帰る場所である洞窟へと走っていった。






「ただいま…」

「遅かったな…」

「夜空を見てたら…遅くなっちゃって…」

「ならいいが…遠くに行きすぎるなよ?」

「わかってるよ…」


これでも彼は俺のことを心配してくれてるのだ。だから俺もこのドラゴンに不安をかけないようにしなくては…


ヒュウウウーーー


「う…風が強くなってきたな…」


バ…ギュム…


「………!?」


突然の出来事で驚いた。いきなりジェネラスに抱きしめられた。

「ちょ…いきなり何してんの…?」

「寒いのか…?」

「いや…まあ…寒い…かな…」

「そうか…」


ギュ…


そう言うとジェネラスは俺をお腹で抱きしめてくる。暖めてくれてるのだろうか…?今思うとジェネラスはドラゴンなのに恐怖など感じなく俺を親切にしてくれる…

(ジェネラスは普通のドラゴンと…なんか違うのか…?)

そうしてる間に抱きしめてもらってから少し体が暖まる…すると…


「遊びにきたよ…てっ何してるの?」

「ミ、ミレア…」


ジェネラスの妹、ミレアが来た瞬間俺は急いでジェネラスの腕を解放し、急いでお腹から降りた…

「いや…別になんともないけど…」

「えー?嘘をついちゃいけないよスイト〜」

「え…何を…?」

「寒いならさ…」


ガシ……!!
クパア…カプ…



やられた……ミレアに抑えられ口を開き…俺は中へと消えていく…


「ミレア…食うのは勘弁し…」


ベロオォ…ネニュ…ニチュ…ベロオォ…クチュ…ヌチュ…グチュ…ベロオォ…ネチ…

「うん…ん…あ…ぐ…」


スイトはミレアに体を舐め回され体は唾液まみれとなってしまう…

シュル…ポト…


ドロオォ…ニチャ…ベロオォ…ネチ…ヌチ…


「ぐ…ん…はう…」


「美味しいわね♪」

「相変わらず器用な舌だな…というか出してくれ…」

「え…?でも寒いって言ったんじゃ…」

「いや…確かに寒いと言ったけ…」


ズズズ…ゴクリ…


呑み込まれた……

グニュ…ムニュ…ズズ…ニチ…ニチュウ…ヌニュウ…ムニュ…


「ん…あぐぐ…ひ…いあ…」

そしてスイトは喉、食道へと落ちていき…


ヒュウウウ…モニュ…!

胃へ到着した…


「まったく…今日はここで寝るか…」

スイトは諦めて胃壁に寄りかかり、そのまま目を閉じた。

モニュ♪ムニュ♪モニュ♪モニュ♪
キュ…

胃壁はスイトを優しく包んだ…

「ぐっすり眠れるな…お休み…」

zzzzz




「ふう〜ごちそうさま♪」

ミレアは舌なめずりをしてお腹を撫でた。


「さて…そろそろ寝なくてはな…」

「そうね♪」


ジェネラスにそう言われ2匹は眠りについた…



<2011/11/24 21:52 スイト>消しゴム
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