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【保】とある竜医と女王竜の記録 − 旧・小説投稿所A
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【保】とある竜医と女王竜の記録

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翌朝、ゴルダはウィズダムに乗り。光竜王国セイグリッドへと向かう。

「あそこに俺の弟も居るはずなんだよな」

「ふむ、それで行きたかったのか」

「ああ」

そんな話をしている内に、光竜王国へとたどり着く。ウィズダムがかなりの速さで飛ばしたので、さほど時間はかからなかった。

「水竜王国スリュムヴォルドのウィズダムとゴルダ=アルカトラス・・・確かに確認しました、そのまま城へどうぞ。国王がお待ちです」

国領内への検問でエルフィサリドが書いた書類を渡し、2人は光竜王国へと足を踏み入れる。

「神も降りてくるからなここは、一度神龍と会った事がある」

薬草など薬の素材を扱う店が異常に多い市場を通り過ぎ、セイグリッド城へとやって来た。

「待っておったぞ」

王座の間へ通されると、そこには白い毛に覆われ、青い目をした竜が立っていた。

「ふむ、立派に成長したな・・・我の孫よ」

聖竜はゴルダを見て言う。

「どう言う事だ?」

ゴルダは聖竜に聞く、聖竜はちょっと考えるような顔をすると

「お前の姓は何だ?それが我の名」

姓は何だと聞き返してくる。

「俺の姓はアルカトラス・・・もしや」

「気付いたか、孫よ」

聖竜ことアルカトラスは、ゴルダに静かに言った。



<2011/07/25 22:07 ゴルダ>消しゴム
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