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続 夕立の日に - 旧・小説投稿所A
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続 夕立の日に
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「うぐ…ぷはっ…ぶぶ」
喉肉の強烈な圧縮をくらったあと、夕は食道に挟まれていた
食道のムッチリとした肉は夕を強く揉みほぐし、彼の顔も覆って呼吸を止めてしまう
「んぶぶ! あう! ん~!」
息をしようと必死になり、両手を使って肉を押し返す。…が肉の力が強いのですぐに押し返されまた顔を覆われる
ズルッ…ズルッ、ネチャ、ドチャリ…
酸欠で意識が朦朧としてきたとき、夕は噴門をこじ開け胃に落下した
ぽよん、といった感じで落ちた衝撃を胃壁が受け止める
「ハア…ハア…苦しかった…」
横になりながら肩で息をする
胃の中は真っ暗だったが、胃壁と触れている背中から桜の温もりが伝わると不安だった気持ちが少し和らいだ
「疲れた…」
舐め回されて甘噛みもされたのだ。疲れるのも無理は無いだろう
「少し寝たらどう? 大丈夫よ。溶かす前に出してあげるから」
桜の声が、胃の中に響いて反響する
普通に喋っているのだろうが、胃の中では響くようだ
「…分かりました」
夕は桜の言葉に甘えることにした
目を閉じてゆっくりと息をする
すると一分もしないうちに、彼は寝息をたてはじめた
「うん…?」
夕が目を覚ますと、木の天井が目には入った
体を起こし、辺りを見回すと…
「ここは…俺の家?」
彼の家の居間だった
「お、気がついたか」
「夕君。お邪魔してま~す」
声がした方向に視線を送ると、台所に人の姿になった夕立と桜が居た
二人はテーブルに座りご飯を食べている
時計をチラリと見る
二時三十八分
多分二人は遅めの昼食を取っているのだろう
夕は桜に喰われた事を思い出し服に視線をうつす
だが、服は喰われたときの物と変わっており、べた付いた感触や嫌な臭いはしなかった
「あ、服は変えといたから」
桜がご飯を食べながら言った
そして続ける
「夕君の裸可愛かったわよ」
「っ!」
桜はニヤリと笑い、夕立もこちらを見るとげらげらと笑い出した
対する夕はというと顔を赤くして、桜の事を見つめている
「も、もしかして…下着も替えたんですか?」
質問に桜は「もちろん」とだけ答え、夕はさらに顔を真っ赤にしながら自分の部屋へと駆け込んだ
…まぁ神様とはいえ女性に裸を見られたんだから当然の反応だろう
桜は「やっぱり可愛いわね」とだけ呟くと、再び食事に手をつけ始めた
「ただいま~」
「お帰り。ねぇ、お父さん」
「なんだ~?」
「夕立の他に、家に住みたいっていう神様が居るんだけど…」
夕は、帰宅して玄関で靴を脱いでいる父親――大樹にそう切り出した
大樹はしばらくポカーンとしていたが、やっと内容が理解できたらしい。夕をじっと見つめている
「え~っと…神様が、また増えるって事?」
「…うん」
時は一時間ほど遡る
長らく部屋に篭っていた夕が、部屋から出てきた
桜に裸を見られた事で、顔が真っ赤になっていたが今は普通の顔色に戻っている
そりゃあ、二時間も部屋に篭っていたのだから、戻ってなかったらおかしい
夕はそのまま居間に入った
そこでは夕立と桜の二人がテレビを見ていたが、桜は入ってきた夕の姿を見るなりいきなり正座に座り直った
そして深々と頭を下げる
突然の事に夕が戸惑い夕立に視線を向けるが、彼はテレビを見たままで、ちっとも目をあわせようともしない
そうこうしている内に桜が頭をさげたまま口を開いた
「夕君。お願いがあるの」
「何ですか?」
「私も、ここに住まわせてくれない?」
そして、現在に至る
あの後夕が理由を聞くと、「神様は孤独だから、誰かと一緒に暮らしたい」という旨の理由を聞いた
大樹はネクタイを緩めながら居間に入る
そこには銀髪の少年と金髪の少女――夕立と桜が正座で、真面目な表情をしながら座っていた
大樹と夕はテーブルを挟んで反対側に座った
「こいつは、俺の親友の桜だ。稲荷神をやっている」
「桜です。初めまして」
夕立が紹介し、桜がぺこりと頭を下げる
「え~っと…桜さん。家に住みたいんですか?」
大樹の質問に桜はコクリと頷く
大樹は理由を先ほど夕から聞いているので、それ以上は聞かなかった
居間に沈黙が下りる
あまりにも静かで、お互いの呼吸音が聞こえるほどだ
「良いですよ」
大樹が沈黙を破った
彼の言葉に桜、夕立、夕の表情が緩む
だが、次に発せられた大樹の言葉に再び緊張が張り詰める
「ただし…条件があります」
「…何でしょう?」
「ちゃんと家事は手伝ってくださいね」
彼はそう言うとニコリと笑った
こうして夕達の新しい生活が始まったのだが、その後、どうなったのかは誰も知らない
何か…強引にまとめすぎたかな?
まぁ何とか完結いたしました!
今まで見てくださった皆さん コメントをくださった皆さん
本当にありがとうございます!!
追記
載せられなかった6ページ目の挿絵を載せました
良かったら見てください♪
<2011/09/22 18:56 雪風>
修正
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