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白炎の龍 − 旧・小説投稿所A

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白炎の龍
− 真相と真実 −
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僕は ある場所へ一直線に飛んだ
…無我夢中で 翼を羽ばたかせる…

あいつだ…あいつしかいない…
…たぶん 間違いない…
……でも…、あいつがいきなりこんなことをする意味がわからない…

僕は 同じ村のとある家の前に降り立った
色々考えていたためか、一瞬で着いた気がする…
まぁ実際、そう離れてはいないが…

…ドアノブに手をかける…
どうやら カギはかかっていない
気付かないうちに 手はおかしな汗でびっしょりだ
…一旦ノブから手を離し、手のひらをこすり合わせながら
改めて 当の家を見つめる
昔から変わらず おどろおどろしい雰囲気だ…

もう一度ドアノブに手をかけ、息を飲みながら回す…
頬、あごから伝った汗が 二、三滴 落ちた

“…ガチャリ……”

「…よぉ、やっと来たか…」

入った瞬間かけられた言葉に、一瞬大きく眼を開けて たじろぐ…
…数歩ほど前に進み、あいつの姿を確認する
目の前で 椅子に腰かけていた
言葉、様子からして、どうやら 僕を待っていたみたいだ

「お前…だったんだよな…? …ゲンガー……
 催眠術を受けた相手は 眼が紅く光る
 …この村で『催眠術』を使えるのはお前だけだし…
 僕の影に成り済まして 催眠術をかけていたんだよね…」

「気付くの遅ぇよ…
 まぁ、精神的なダメージも大きかっただろうけど…」

このゲンガーとは 進化前のゴーストからの親友で、
オレがリザードだったころ共に遊戯していた…
…幼なじみの一人だったこいつが どうしてこんな…

「…なんで……
 なんでこんなことを…?」

「あぁ? こんなことォ?
 オレは お前を助けたんだぜ?」

訳がわからない…
お前のせいで もうこの村に住めなくなるかもしれないのに…
この村を追い出されたら 僕は生きるすべをなくすかもしれない…
いや、最悪の場合 村の住民たちに殺されてしまう…

「おまえ、肉食のくせに 生き肉嫌いなんて…
 …あのなぁ、木の実だけで 命繋げられんのは リザードまでが限界だ」

「…ど、どういう意味だよ…」

「…オレは 念力能力でわかるが、
 おまえの 気力に満ちる外側の反面、体力の方は ギリギリだった
 ……あのままじゃ お前の命までも危ねぇ状態でなぁ
 …っつうわけで、無理にでも こうするしかなかったんだよ」

「……わ、訳わかんないよ…
 僕のために 村の子供たちを…?
 …おかしいだろ!?」

「…弱肉強食ってのは そんなもんだぜ?
 進化しちまったら、慣れるしかねぇんだよ」

「……だ、だからって…
 僕、これからどうすればいいんだよ…」

床に膝をつき、無心になった顔で 下を向く
ゲンガーは 変わらない態度で僕を見下ろし、
まるで、哀れな者を見るように 目を細めて不敵に微笑する

「オレは、お前が幼なじみの親友だから こんなことやってやったんだぜ?
 少しは 礼くらいしてほしいなぁ…」

その言葉の瞬間、僕は 言い放ったゲンガーをキッと睨めつけ、
瞬時に立ちあがって走り寄り、首辺りを 思いっ切り掴んだ

「…うるさい! ふざけるな! 余計なお世話だ!
 こんなことなら、そのまま死んでた方がよかっ………」

ゲンガーが 僕の額に手をかざした瞬間、僕は 言葉が止まり 仰向けに倒れる
その時一瞬だけ見えたゲンガーの手と眼は、やはり紅く光っていた
それが 催眠術だということに気がついたときは もう遅過ぎた
意識がだんだん遠のき、体も 完全に動かなくなった



「…最後まで付き合ってやるよ…
 ……こんなおもしれぇこと、またとねぇからな……
 早々に慣れちまうんじゃねぇぞ…? 楽しみてぇからな…」



捕食要素少ねぇ!
これじゃホントに ただの駄文だし!
こうなったら、続編に続けるしかないか…
<2011/07/25 11:50 ギン鶴>
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