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白炎の龍 − 旧・小説投稿所A

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白炎の龍
− 衝撃の映像 −
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モニターには
コータスさんと僕、
そして ぐっすりと寝ついた村の子供たちが映っている
表示時間は 21:30
まだ大丈夫そうだ…
眼を凝らしながら早送り…

22:00
まだ大丈夫だ…

0:00
…まだ大丈夫だ…

2:00
まだ大丈………ん?

ちょうど深夜の2時を過ぎた時、何か映った
急いで巻き戻し、再生した…

「…う、うそだろ…」

そこで動いていたのは…、
白い体、白い翼、白い尻尾に白い炎…
後ろ姿ではあったが、十分過ぎるほど特定できた…
……自分だ…
この世界のどこを探したって、白いリザードンなんかここにしかいない
映った犯人は まぎれもない自分だった

…しかし、ビデオに映った衝撃は そだけではなかった
いや、それからが本当の衝撃だった

モニターに映った自分は、
一人の子供の前に立つ…
どうやらヒノアラシのようだが…、もちろんぐっすりと眠っている
…右手で持ち上げ、じっくりと縦覧している…

しばらく見定めた後、
僕は身をひるがえし、ヒノアラシを掴んだまま 胡坐を組んで座った…
…今度は、モニターに真正面の自分が映っている…
そこに映った自分は 不気味ににやけ…、
…なんだろう、眼が紅く光っているように見える…

…と、その時…、あろうことか僕は
涎をたっぷりと含んだ舌で ヒノアラシの体を舐め上げ始めたのだ
まさに ナメクジが這っているなゆっくりとしたスピードで、淡々と舐めまわしている…
眠っていたせいか、涎はかなり粘っこい…
それに、モニターからはわからないが あの粘り気なら臭いも相当臭そうだ…

…5分ほど経った頃…
流石にヒノアラシも目を覚ました
突然の状況にかなり動揺するも、相手が僕だとわかると 少し落ち着きを取り戻す
ほとんど粘液に覆われた顔を手で拭い、話しかけようとする…が、
僕はそれを阻むように、喋ろうとした小さな口に太い肉厚な舌を押し込む
急いで悲鳴を上げようとするヒノアラシだが、この状態では 当然それも叶うはずがない…
ついに手足共に 強靭な腕に押さえつけられてしまい、
ヒノアラシはもう どうすることもできなくなった…

そのまま 為す術もなく、ヒノアラシは僕の口の中へと消えた
泣き叫び 無我夢中にもがく様子が、
モニターに映っていなくても 頭に映るようにわかる…
そんなヒノアラシに、僕は情け容赦なく 口を閉じる
口の膨らみが 徐々に喉の奥へと沈んでいき…
…ついに 腹に収まった
舌舐めずりをし、満足そうに 腹を撫でる僕…
口周りの涎を腕でぬぐい、元いた場所に戻ると、
僕は何事もなかったかのように 眠りについた…




登場人物がほとんど炎タイプになってしまったのは、
単なる偶然ですコレ
<2011/07/24 00:16 ギン鶴>
消しゴム
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