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消えた理性 − 旧・小説投稿所A

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消えた理性

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次の日、コラッタは起きると、木の実を採るために森に入ろうとしていた。しかし…

「おっはよー!」
「え?ぐわああああ!」
カイオーガが何故か空から降ってきて、コラッタの小さな体を押しつぶした。
「ぐええ!た、頼む降りてくれぇー!」
するとカイオーガはすぐに退いた。
「え?…」
「どうしたの?」
「い、いや別に…お前今日かなり素直だなーと思って…」
そう、いつもだったらもっとのしかかってきたりするのだが、今日は素直だ。
「えへへ、だって今日は君の誕生日だもん。何でも言う事聞いてあげる♪」
「ほ、ほんと!?」
「もちろん。さーて何かご要望は?」
どうやら本当に何でもしてくれるようだ。
「そ、それじゃあ木の実でも…」
「待って!」
「え?」
カイオーガは自分の大きな額をコラッタの額にくっつけると、目を閉じ、集中しだした。
「な、なにを…うむうっ!」
カイオーガの舌が、コラッタの口を覆う。
…喋るなと言いたいようだ。
10秒程して、カイオーガはコラッタから額を話した。
「へぇー、そうかそうか。」
「な、何をしたんだ?」
舌から解放されると、コラッタはすぐに聞いた。

「君の本当の望み、見せてもらっちゃつた。」
「な、なにぃ!?」
「僕に舐められたいんだぁ。」
「くっ!お前、なんでそんなプライバシーな事を…」
コラッタは赤面しながら後悔する。
恥ずかしい。もっとまともな願いを持っておくべきだった。
「だって本当の願いを叶えてあげないと心から喜ばないでしょ?」
「そ、そりゃそうかもしれな…うわっ!」
もの凄い速さで舌が体に巻き付き、持ち上げられた。
舌は口の中にも入り込んでいた。
「うむう!むわぁっ!むぐっ!」
「やっぱり気持ちいいんだぁ。じゃあこれはどうかな?」
プニョプニョの舌は、ぎゅうううう!と
コラッタを締め付ける。
「うむわあああ!」
気持ちよさと痛みの境目で、コラッタは嬉しそうな悲鳴を上げた。
「えへへぇ。まだ終わらないよ?
もっと楽しませてあげるから☆」
そしてコラッタは口の中へと引き込まれ、
肉厚な舌に埋もれているコラッタに対しカイオーガは…
「これからどうして欲しい?」

カイオーガは問う。


<2011/05/15 13:07 ロンギヌス>消しゴム
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