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【保】題名未定 − 旧・小説投稿所A
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【保】題名未定

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これは、今日僕が体験した、実際の話である………



「あぁ、畜生!!」

悪態をつくオレ。

「ははは、こいつだっせぇ!」

笑う子供。

オレ達はポケモンの対戦をしていたのだ。
とはいっても、ほぼ一方的にオレがやられていた。

だって、さぁ。

こちとら初期の方から育ててきた通常ポケモンを使ってやってんのに
相手はギラティナ、パルキア、アルセ2体だぜ?

伝説厨って奴だ。
卑怯だ。
それに加えて「ザコ」とか「だせぇ」とはなんだ。
最近の子供は全く生意気だ。理不尽だ。いじめだ。


だが、オレには秘密兵器があるんだ・・・!

「・・・もう1回戦だ!」
「えー、まだやんの?ザコのくせに。」
「うるせぇ!今までは手加減していただけだ!
・・・行け、イヴァンたん!」

・・と、スイクンだ。
伝説っぽい感じだが、バトルタワー等での制限がないので、ちょっと中途半端な。

・・・だが、このスイクンは普通のスイクンではない。
大きいのだ。
図鑑で説明されている大きさは、平均的なもので、実際には若干のバラつきがある。
のだが、このイヴァンと名前の付けられたスイクンは異常な程大きい。

「な、なんだ、こいつ・・・」
「おい、お前こそ反則だろ!こんな大きいポケモンがいるなんて聞いてねぇぞ!」

ほほほ、焦ってる焦ってる。そしてイヴァンは、この場に出ているギラティナに
冷凍ビームを放った。

『ビシャアアアアアアアッ!!』

大きな叫び声を上げ、バタリと倒れる。一撃だ。

「う、うわああっ!なんだよ!さっきまで激弱だったのに!!」

あのガキはでたらめにボールを投げ、カイリューやパルキア、アルセウスを出してくる。

一斉に雷や、電磁砲、電気タイプの裁きの礫等、イヴァンの弱点になる技を放ってくるが、
イヴァンは物ともしない。
そして、強力な技で、一撃で倒していった。


『うふふ、それだけ?君たちこそザコなんじゃないの?』と、笑いながら言う。

「ポケモンが・・・しゃべった・・・?」
「だめだ・・こいつはヤバイ!逃げろ!」

と、逃げ出すガキ達。
ま、当然逃がさないよ。

「イヴァンたん、神通力!」
『はーい!』

と、元気よく返事したとたん、逃げるガキどもを思い切り睨み付け、何か呪文のようなものを呟く。

少し離れた所にいたガキは、急に体が動かなくなり、困惑している。
「さーて、年上をバカにするようなクソガキにはお仕置きが必要だね、イヴァンたん?」
『うふふ、どうすればいいかな?』

ガキ達は何をされるのかと怯え、泣き顔になっている。

イヴァンはそんなガキ達の中の一人の頬を、ぺろりと舐めた。

「ひっ・・・」

『なかなかおいしいね。  この子食べちゃっていい?』

「やだっ・・・食べられるなんてやだあ!
「うるさい」

泣き叫ぶガキを睨み付けた。
ふざけて睨んでみただけなのに、面白いくらい怯えている。

「いいよ、イヴァンたん。食べちゃいな!」
『わぁい!』

うれしそうな顔をし、じゅるりと舌なめずりをする。
「ごめんなさい、さっきバカにした事は謝るから許してぇ・・・」
「いやだ、いやだぁ・・・・」

ははは、泣いてる泣いてる。
「だめ。許さない。それに年上への言葉遣いがなってないよね?」

「あぁぁ、、、ごめんなさい・・・死にたくないです、謝るから許してください・・・」

「んー、どうしよっかなぁ。イヴァンたんどうする?」

『ぼくお腹すいた』

「じゃあ・・・そうだな。食べちゃえ♪」

「そんな・・・あぁ・・・ああぁぁああああ・・・・」

いいねこの顔。写真撮っとこ。

『ふふ、やったぁ♪子供の肉、食べたかったんだよねぇ・・・♪』

ぺろぺろと顔を舐め、頭からぐわっとくわえ込む。

「うわあああ!やだあああ!いやだああああああ!」
大声を張り上げながら、ばたばたと暴れだす。

だが、そんな必死の抵抗もむなしく、その少年はズルズルと喉へ引き込まれていく。

「あぁぁ!!うわああああぁぁぁ・・・・」

バクリ・・・ ゴクン!

ついに飲み込まれてしまった。
それを見ていたもう一人の少年は、がたがたと震えている。逃げようにも強力な神通力で
動くことができないようだ。

「いやだあぁぁぁぁぁ!いやだぁあああああ!!」

あーあー、こんなに叫んだら明日あたり声出なくなるだろうなぁ。
そんなどうでもいいような事を考えながら、イヴァンたんに指示を出した。
ちょっとしたイタズラだ。
「イヴァンたん、噛み砕いちゃっていいよ。」

イヴァンはこの指示の意図が分かったらしく、
『うふふ、分かったぁ♪』
と、にっこりと笑いながら言った。

「やだ、痛いのはいやだあ!死にたくないよ!!いやだあああ!!!!」



今日は親がうるさいのでここまでです。
<2011/07/12 22:16 クルス>
消しゴム
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