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【保】忍び寄る魔の手 − 旧・小説投稿所A

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【保】忍び寄る魔の手

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「おっそろそろ帰らなきゃな…」

「ええ…そうね…」


今日もミレアと空を飛び回っている内に辺りも夕方になり、二人は自分達の洞窟に戻っていった。

バッサ、バッサ、

そして洞窟が見え、戻ろうとしたが…

バッサ、バッサ、ピタ…!


「ミ、ミレア!?」


いきなりミレアの翼が止まってしまいカルトはそこで呆然としてしまった。

「カ、カルト…あたし…少し寄りたいところがあるから、先に帰ってくれないかしら?」

「え…?」

カルトはこれに驚いてしまった。いつもは普通に洞窟に戻るのだが彼女はひとつもこんなことは言わないのだ。

「よ、寄りたいとこって?」

「それは少し言えないの…大丈夫!ちゃんと帰って来るから♪」

「わ、わかった…」


そしてミレアはカルトを洞窟の近くに降ろし、飛んでいった。

「ちゃんと…帰って来てくれよ…」



カルトはそういい洞窟に戻った。



<2011/11/24 21:46 スイト>消しゴム
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