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【保】遺跡の跡地にて − 旧・小説投稿所A
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【保】遺跡の跡地にて

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…不気味な遺跡だ。


いや、遺跡だった場所だろう。


奥には海がある。


もともとあった建物の入口は岩石により塞がれている。


そんな遺跡の前に僕たちはいる…。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ライ「だからさ、こういう遺跡があるんだよ!」


昨日、ライボルトとヒコザルとチラーミイ、そして僕が集まり話す。

ヒコ「そうは言ったって…。そこに行くとすると危険が伴うだろう?僕はゆっくりマグマにつかってたいなぁ〜♪」


チラ「殺すつもり?!」

僕「僕は反対はしないよ。楽しそうだし。チラーミィは?」

チラ「ん〜。まぁ別に良いわよ。ウパーが賛成してるんだから。」

僕…いやウパーは頷く。

ライ「決まりだな!さぁ!準備するぞ!出発は明日だぁ!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヒコ「入口塞がれているね。どうするの?」

4匹は唖然と塞がれた入口を見る。

ライ「…チラーミィ。怪力だ。乙女らしさを重視してる場合じゃないぞ。」

チラ「はいはい…。分かったわよ…。離れてて。」

チラーミイはそういって入口の前に立ち



かいりき!



岩が崩れる。

ヒコ「さすが見かけによらない馬鹿力を持っている怪力女だね!」


ヒコザルの頭に岩が激突する。


チラ「なんか聞こえたんだけどなぁー。きのせいか!さぁ行くわよ。」


ライ&ウパー「…はい。」


岩の無くなった入口をヒコザルを置いて進む。



〜〜〜〜〜〜〜〜
ヒコザルは目を覚ます。

見えるのは青空…じゃなく真っ暗だ。

何かに囲まれている。



ヒコ「何だろう…。これ…。」

ヒコザルは興味本位でその壁に触る。




柔らかい



ベトベトしてる




次の瞬間。

ヒコザルの右手がその壁に吸い込まれる。


ヒコ「!?何これ!」


ヒコザルの右手を吸収したあと,身体までも吸い込まれていく…。


ズブッ ズブッ



ヒコ「…いやだ。いやだ!死にたくない!」



顔までその柔らかいものに埋もれ、ヒコザルは叫ぶ。


しかし、その無情な叫びと共に、ヒコザルの姿は無くなる…。




?「ごちそうさまでした!」



<2011/11/23 23:21 氷水>消しゴム
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