---

？？？「…うーん…ここは？…どこだろう…？」


今まで見た事のないような所で目を覚ましたのは　ポッチャマだ


ポッチャマ「…そうだ、確かボクはあいつに食べられて…それで…」


必死に　今までに自分の身に起こったことを思い出していると　後ろの方から　何者かの声が聞こえてきた


？？？「…目を覚ましたようだな、オヌシも。」


ポッチャマ「…だっ誰？！」


ポッチャマが後ろを振り返ってみると　そこにいたのは　鳥人間のような人物だった


？？？「言い忘れておったな。ワシの名はナムタカ。この“間(あい)の国”に住んでおる者だ。」


ポッチャマ「…間の国？…それって、どんな場所なの…？」


ナムタカ「…そうだな…ここは、死の国に通じる場所。死の国に行くことをためらっている者の魂がさまよう場所だ。


　　　　　…ここに来るということは、オヌシも、何か心残りがあるのではないか？」


ポッチャマ「…心残り…？そりゃあ、あんな死に方で死んだんだから、あるに決まってるよ！
　　　　　　…ところで、オヌシもってことは、他にも誰か来てるの？」


？？？「…ポッチャマ？ポッチャマじゃないか…！？」


ポッチャマ「…えっ？」


ポッチャマが声のする方を見てみると　そこにいたのはキモリだった


ポッチャマ「…？君は…その格好をしているということは、もしかして、君もハンターに食べられてここに来たの？」


やっぱり、スタート地点で見たポッチャマだったんだな…！」


ポッチャマ「ああ、良かった。ここに来たのは、ボクだけじゃなかったんだ。」


キモリとポッチャマが話こんでいると　ナムタカが声をかけた


ナムタカ「…しかし、オヌシ達は妙な格好をしておるな…一体何者なのだ？」


ポッチャマ「何者って言われても…突然、変なゲームに巻きこまれて…」


ポッチャマとキモリは　ここに来るまでの経緯を話した


ナムタカ「…ほう、それは大変だったな。きっと疲れただろう？来るが良い。」


キモリ「…え？どこに…？」


ナムタカ「私が営む宿だ。ここには、ハンターなどという奴らはおらんし、しばらくは、ここで休んでいるといいだろう。それに、オヌシ達と同じ格好をしたポケモンも、宿で休ませておるしな。」


少し怪しい感じはしたものの　2匹はナムタカについていった…


ここが　新たなゲームの舞台になるということを　知らずに…

---