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友の頼み − 旧・小説投稿所A

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友の頼み

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「・・・嫌だ!!」

胃液は止まることなく私に襲い掛かって来る。
もうこの出来事をとめる事は出来ない。

シュー・・・チリチリ・・・

「ぐぁぁぁぁぁぁ!!!」

胃液は高熱で防げるものの手も足も出せれなければ無理だった。そのまま私は少しずつ溶かされ、最終的には・・・

チリリ・・・・・・

跡形もなく骨も消化された。

――――――――――――
「ククク、なかなかよかったぞ。」

そう言ってアンクルは満足そうな顔をしながらお腹をまさぐっていた。

「・・・後は、たぐともの帰りを待つかのぅ。」

――――――――――――数時間後

「・・・そろそろだな。」

シュ〜・・・

煙りと共に私はあらかじめ、いや、前から使っている自動蘇生の効果が発動し身体が蘇生された。

「・・・ふぅ、やっぱり使っといてよかったよ・・・」

私はまた自動蘇生の効果を発動しておくとアンクルに目を向けた。

「・・・アンクル。」

「・・・す、すまぬたぐとも・・・」

「・・・あのさ、そんなに食べたいのならさ、正直に言ってくれればこちらも協力してたのに、いきなりだったから大変だったよ。」

「・・・つい、我慢できなくてのぅ、クワッハッハ・・・・・・ふぅ、冗談だ。」

「・・・本当にそう思っているなら今夜付き合ってもらおうかな〜?」

「・・・分かった、付き合ってやるかのぅ。」

「このお礼はしっかりと返してもらうからな!」

そしてこの日の夜、何処かの洞口では一晩中老竜の咆哮のような叫びが響いたのかそうでないのか・・・

END



この続きは・・・流石にここでは紹介出来ない。

<2011/05/14 21:21 たぐとも>
消しゴム
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