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「というお話でした〜どうだったかしらぁ♪」

「」なるほどってオイィィ？
　　オレの母さん生贄ニィ？
　　病気で逝ったとか聞いてたんだが？


「そうよ〜ワタシの所為で、生贄になっちゃったのかしらね」

「」ありえないでしょう理解不能すぎてオレの寿命がストレスでﾏｯﾊなんだが


「ほらほら、落ちついて〜そうじゃないと
　まきついてワタシの毒を注入しちゃうわよ〜？」

「」それはｱｯｰ的な意味ですかそうですか
　　さりげにまきつこうだなんて考えが甘い、もう麻痺には慣れた


「慣れるの早いじゃないさすがですね
　もっとじっくりみつめなおしちゃおうかしら
　生贄になっちゃう子なんだから細かい事は気にしないの」

「」おい、やめろ馬鹿　３回連続で見つめられてもオレはお前を信用していない
　　食べられるつもりなんてないからあきらめるべき


「それはそうとして何普通にしゃべってんのよ？
　ワタシの事がにくいーとか思わないの？」

「」いや苦汗の選択だがオマイが悪いとは思わない
　　悪いのは村長頭が硬すぎる故に招いた悲劇それは確定的に明らか


「ふーん、それならいいんだけど」

「」ところでオレの親ってどんな奴だったんディスかねぇ？


「聞きたい？ほんとに？ワタシの口から？それでいいの？」

「」オイィ？知ってるんなら早く喋ってくれませんかねぇ？
　　オレ黙って聞いてるんで


「それなら喋るわよ〜
　まずはねー、お父さんだけど、アナタを産んだその年に生贄だったわね
　そしてお母さんの方は単純にものっそい強かったかしら？
　お父さんの方も地味だったけどやたらゴツくて格闘タイプだったし
　一応どっちも今のアナタみたいに格闘馬鹿だったというかそれしか知らなくて
　力仕事はもとより、バトルで相手になる子なんてだれも居なかったんだから
　少なくてもアナタの村ではね〜？」

「」流石オレの親は格が違ったと再認識
　　ものっそいってなんぞや？


「ものすごくって意味よタブンネ。」

「」なにその虐待受けてそうな表現？


「いいじゃない、それより
　なんで母親の方まで生贄になったかっていうとね
　ルギアと戦ってくるだったそうよ？
　結果は食べられちゃったみたいだけどね」

「」オイィ？確かそれって？アレだろう？


「そうそうアレよアレ
　ルギアはバトルを望んでたし
　自分より強い者が現れたらもう守護なんて必要ないだろって
　別に勝負を挑むのも悪い事じゃなかったからねぇ」

「」そうだったのか母さんはそれで逝ったのか
　　オレは深い悲しみに包まれた
　　顔も覚えてない年の頃だったので実感沸かない訳だが


「だけどその年からなのよね〜？
　村を襲うモンスターが増え始めたのって
　お陰でワタシも食事にありつける機会が増えたのよ
　今日のあのコも中々だったわぁ…うふふ。。」

「」ほほうじゃあそれまではルギアとやらもちゃんと働いてた訳か
今の今までこんな状況が普通だと思ってたぞ
　　でも何かおかしくにいか？


「そうねー、おかしいわねぇ？
　今に思えばなんでかしら
　まあアナタもあと５年は普通に生きられるんだし
　適当に頑張りなさいな
　そこい等の奴らにはどうせ負けないんでしょ？」

「」それほどでもない


「じゃあ今日はこの辺にしときなさい
　何時でも力になってあげるから
　食べられたくなったときもいらっしゃいねー」

「」オイィ？寝袋ぐらいになるんだったらいいけど
　　消化されるとか洒落になんないんでやめてもらえます？


「………え？」

「」いえなんでもないです

「……え？」

「」ano misu ミス　あの　気にするな


「…え？」

「」；；


「遠慮はいらないわよ〜♪」

「」だからやめろといっている


「もう手おくれよ」

「」ｱｯｰ!!!



…
……
………
一悶着あったが
とりあえずはフレンドリーな相手のようだ

これから会いに来る事もあるだろう
モモンの実は必須だが特に貴重なものでもないので何も問題はない

やはり格闘タイプはどこにいっても人気者だ
強くあらねばならないと再認識

これから残された時間をどう過ごすか
答えは決まっている

アーボックは力になってくれるタイプだが他にも必要だ
仲間が欲しい一人では両親と同じような目にあってしまうらしいからな


それより体中がべとべとするんでえすが
匂いが落ちるのか心配だ
戻ったら水浴びすべき


アーボックとの出会いはこんな所だったが後々重要なポジションになるとは思わなかった
ゾロアはアーボックが苦手なようだった

タイプを選ぶとは流石ゾロアは悪タイプ
格闘タイプのように広い心をもつべきそうすべき

今後長く付き合う事になるポケモンなのだから

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