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ペットの狼 − 旧・小説投稿所A
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ペットの狼

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ある日の冬、目を覚ますと目の前には光沢のあるピンクが広がっていた。真ん中は暗く、少し下のほうでは何かが動いている。
そして、あたたかくて湿ってて、魅了的なにおいがする風が体にあたった。それを私は吸ってしまい、何かに惚れたような気分になった。すると急に周りからの光が遮断された。

やっと目が覚めた私はいまどんな状況かを把握できた。体にはねばねばする液体が体を覆っている。そう、ここは飼っている狼の口の中だと気ずくと同時におおきな舌が動き出した。

ヌチャ・・・ネチャ・・・
クチュ・・・クチュ・・・

舌はわたしを遊ぶように動く。それは心地よく私を快楽へと導く。また、あの魅了的なにおいで気がゆるみ、上手い舌ずかい。それが私の体力を削ぎ取ってく。舌は動いて私を奥に送っていく。

足に圧迫感を感じた。何かとわかったころには肩まで圧迫されていた。そう、今私は呑み込まれている。そう悟った時・・・

ゴクンッ・・・

私は呑みこまれた。



まずはここまでです。
更新は土日だと思います。
では。
<2012/06/08 23:58 こだわり>
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