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竜との日常{続編} − 旧・小説投稿所A

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竜との日常{続編}
− 悪魔の降臨 −
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翌日

「ん…朝か」

「あ、おはよう♪」

目が覚めるとリザードンに吐き出してもらってお腹の上に寝かせれており
袋に溜まっているポケモンをパクパクと平らげていた

「ふう〜ごちそうさま♪」

「お腹いっぱいか?」

「うん、君のおかげだよ♪」

ベロォ

「ん…」

お礼代わりに顔を一舐めされる
リザードンの舌は弾力があって結構いいかも

「………………」

お腹から降りてスイトは腕をぐるぐると回す

「んじゃ、そろそろ行くわ」

「え、もう行くの?」

「ああ、他に行く所があるし…」

「そう…なら仕方ないか」

ボオオオオオオ!!

「うわ!!」

顔を上げ
上に向かって凄まじい炎を吹き出した

「すご…」

「いつもの調子に戻ったし、まあいいか♪」

「そ、そうか」

リザードンにお別れし
お互いに手を振ってスイトは歩き出した

「いい奴も…いるもんだな」

何だか友達ができたみたいだな
こんなのも…悪くない










※ ※ ※














「何かする事ないかな〜」

歩き始めたものの
特にポケモンは遭遇せず、辺りは別に危険性を感じなかった

「はあ〜……?…」

森から抜け出すとそこには極上に広い海だった

「海があったとは、よし…」

どこから出したのか手には釣り竿が握っており
海へ走り出そうとした

「お前、まだこんな所にいるのか」

「!?」

声が聞こえたと思うと
スイトは後ろに振り向き、誰かと思うとあのルカリオがいた

「け…ルカリオか」

「ふん、釣りでもする気か?…呑気な奴だな」

「何をやろうと俺の勝手、お前のような奴には関係ないし…」

プイッと首を振ると俺は海に向かう
ルカリオはどこかへ行かずに俺をじーっと見てくる

「どうせなら大物釣りたいな…」

ぶつぶつと言いスイトは安全地帯に近づこうとする

「!?」

体中にゾクッと感じ
何かを感じたのかルカリオは海を睨みつけていた

「おい!お前!!海に近づくな!!」

「は?」

ルカリオが俺に向かって大声で叫んでる
関わると余計面倒くさい事になるからな〜それを無視して海へ近づくと

ズオオオオオオ!!

「な!?」

突然大きい波が現れ、スイトを襲う

バシャアアアァァンン!!

「ぐ、ゲホ!ゲホ!…なんなんだ一体!?」

スイトは怯んでしまい
飲んでしまった海水をペッペッと出す

?「ご飯見〜っけ♪」

「え…」

さっきまでいなかった巨大な青い物体が俺の目の前にいる

「あ…あ…」

?「しかも人間だ〜人間って美味しんだよね〜♪…ジュルリ♪」

それを見てしまったスイトは足が上がらず、立ち上がる事もできなかった

「ち!!」

仕方ないと思ったルカリオは青い物体に向かって走り出し
尻もちをついているスイトを一直線に向かう


ネージュ「スイトとルカリオには死亡フラグ立ったわね」

なんでだー!!

ルカリオ「ふざけんな!!死ぬのはこいつだけで十分だ!!」

んだとー!!

バチバチバチバチ!!

…………(怒)

ルカリオ「………………(怒)」

ネージュ「じゃあ何でスイトを助けようとしたの?」

ルカリオ「…………………」

ネージュ「ふふ、スイトと似てるわね…」
<2011/06/22 18:47 スイト>
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