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夢のドア − 旧・小説投稿所A

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夢のドア
− Capter 7 −
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チュンチュン…

小鳥のさえずる音が、まず最初に眠っている僕の耳にはいりこんだ。


その音に気付いたのか、僕は眼を開いた。


窓辺からさしこんでいる光は、僕の身体をぬくもりとともに包んでいた。

何処からか、あの懐かしい声が聞こえる…


??「ヤスオ〜! 起きなさい! 今日、学校でしょ!! 遅刻するわよ!!!」

この声は、お母さんの声なのだろうか…

夜、確かに僕はゼクロムの中で寝ていたのは事実だ。それなのに、何故お母さんの声がするのだろうか…

机の上には、どこか懐かしい、7歳の誕生日に貰ったポケモンの『ルギア』の形をした
かわいい目覚まし時計が置いてあった。そして、

2年 国語 上 と書かれた少し厚めの教科書が置いてあった。


その瞬間、僕は全てを理解した。

二年生の時の僕に生まれ変わったのだと分かった。

輪廻転生か?そして、僕はゼクロムに吸収され、肉体はゼクロムとひとつで、
魂はここに宿ったのか?

最初はそう思ったが、何を思っているのか、僕は部屋のドアを開けた。


向こうには…




         澄んだ大空に、真下には、あの都市が広がっていた。



     自分の両足は…



              ビルの海へと、落ちて行った。   




<2011/05/31 00:28 ネイム>消しゴム
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